寝室に書斎を作るデメリットを解説!快適な書斎を作るコツとは?
寝室に書斎を作るケースは多いものの、実際に使ってみると勝手が良くなかったり、デメリットが多いと感じたりすることが少なくありません。寝室と書斎は目的が異なるため、同じ空間に設けて快適に使用するためには、さまざまな工夫が必要になります。
この記事では、寝室に書斎があるメリット、デメリットを解説するとともに、快適に使うためのポイントをまとめています。書斎を有効に活用できるよう、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
書斎が必要なのはどんな人?
書斎は静かで落ち着いた環境を提供し、仕事や趣味、学習、プライバシーの確保など、さまざまな目的に利用できるため、次のような人にとって有益です。
- 在宅勤務をしている
- 読書や学習が好き
- 趣味や創作活動に没頭したい
- 書類や本が多い
- 集中して考え事をする時間が必要
- 家庭内でのプライバシーを確保したい
自宅に集中して作業できる場所がない、大切な書類を保管するスペースがないという人にとって、書斎は貴重な作業場になるでしょう。
寝室に書斎を設けるメリット
寝室と同じ空間に書斎があることには、いつでも仕事ができる、プライバシーが守られるなどの利点があります。寝室に書斎を設けるメリットとデメリットをしっかり把握したうえで、書斎を作る場所を決めましょう。
いつでも仕事ができる
寝室に書斎があると、時間や場所にとらわれず自由に働けるため、効率的に作業を進めることが可能です。早朝や深夜など、自分が最も集中できる時間に仕事をすることができるので、日中の活動や家族との時間を有効に使えるでしょう。
また、急な仕事やアイデアが浮かんだ時にも、すぐに対応できることから仕事がスムーズに進み、ストレスになりにくいのも利点です。寝室に書斎を設けることで柔軟かつ効率的な働き方ができ、仕事とプライベートのバランスを保つことが可能になります。
プライバシーが守られる
多くの場合、寝室は家の中で最も個人的な空間で、ほかの家族が頻繁に出入りすることが少ないため、パーソナルスペースが確保しやすい場所です。そのため、プライベートな通話やビデオ会議を行う際にも安心して利用でき、集中が必要な作業や創作活動に専念するための環境として最適です。
書斎は個人的な資料やアイテムを整理、保管する場所としても機能し、大切な書類や道具を家族に触れられることなく、安全に保管できる点も大きなメリットといえます。
集中できる環境が整っている
寝室は、もともと以下のように書斎に適した環境になっていることが多く、新たに環境を整える必要がありません。
- 落ち着いた照明が使用されている
- 自然光が入る窓がある
- 空調設備がある
- リラックス効果のある色を使用している
- 家の中の静かな場所にある
ロフトや物置部屋など、書斎にできる空間は家の中にたくさんありますが、エアコンを設置したり照明を変えたりと手間とコストがかかりがちです。
その点、寝室であればデスクやチェアなどを設置するだけで、すぐに書斎として使えます。
寝室に書斎を設けるデメリット
寝室は家の中で最も静かな場所に作られることが多く、書斎を設置するのに適した場所の一つであるといえます。ただし、寝室と書斎の用途は異なるため、同じ空間にあることで起こるさまざまなデメリットについて知っておく必要があるでしょう。
ついダラダラしてしまう
寝室に書斎を作ると、ついダラダラしてしまう可能性があります。寝室は、本来リラックスや睡眠のための空間であり、心理的にもリラックスモードに入りやすい場所です。
そのため、ベッドで休憩するつもりがそのまま昼寝になってしまったり、パジャマ姿で作業することで気分が引き締まらず、かえって作業効率が落ちたりすることもあるでしょう。また、寝室にはテレビやマンガなどの娯楽アイテムが置かれている場合も多く、これらが気を散らす要因にもなりかねません。
家族とのコミュニケーションが減る
書斎は静かで集中できる環境を提供しますが、その分、家族と過ごす時間が減る可能性が高くなります。仕事や趣味に没頭するため書斎にこもることが増えると、自然と家族との接触が少なくなり、食事やリビングでの団らんの時間を避けてしまうこともあるでしょう。
さらに、寝室というプライベートな空間での作業は、家族に対して「話しかけないで欲しい」という無意識のメッセージを送ることになり、家族が遠慮して声をかけなくなるケースも考えられます。
パートナーの睡眠の邪魔になる
夜遅くまで仕事や勉強をする場合、タイピングや書類の音、照明やパソコンの画面の光が、寝ているパートナーの迷惑になることがあります。寝室は休息とリラックスのためのスペースであるべきですが、寝室を書斎として使用することで、その役割が損なわれるかもしれません。
そのため、自分以外の人がいる寝室を書斎として使う場合は、とくに相手への配慮が必要になるでしょう。
寝室にある書斎を快適に使うポイント4選
寝室に書斎があると、落ち着いた空間で作業に集中できるといった利点がある一方、メリハリがつけられないといった問題が発生することもあります。以下、4つのポイントを押さえることで書斎スペースが快適になるので、ぜひチェックしてください。
- 書斎の目的を明確にする
- スペースを区切る
- 部屋が狭い場合は上空間を活用する
- 書斎として使う時間を決める
書斎の目的を明確にする
寝室に書斎を設ける際には、まずその目的を明確にすることが重要です。何のために書斎を使用するのか、具体的な目的を決めることで必要な設備やレイアウトが明確になります。
在宅勤務のためのオフィススペースとして使う、趣味や学習のための静かな場所として使うなど、用途によって必要な家具や配置が変わります。また、注文住宅を建てる際にはコンセントの数や位置が決められるので、目的が明確になっていれば用途に合わせた配置も可能です。
スペースを区切る
パーテーションや本棚などを使って分離することで、寝室と書斎の機能をはっきりさせることが可能です。これにより、ベッド周りのリラックスエリアと作業エリアが干渉し合うことなく、それぞれの目的に集中できます。
カーテンやスクリーンを活用する、背の高い植物を配置するといった方法のほか、床にラグを敷いて視覚的な境界を作ることも効果的です。こうした工夫により、書斎として集中できる雰囲気を高めつつ、寝室としてのリラックス感も損なわずに済むでしょう。
部屋が狭い場合は上空間を活用する
部屋が狭い場合は、上空間を活用することで書斎スペースを効率的に確保できます。壁面に取り付けるタイプの棚やキャビネットを活用するほか、ロフトベッドを導入して、ベッド下に書斎スペースを設けることも一案です。
また壁掛けや折りたたみ式のデスクを使用すれば、普段の寝室スペースを広く保つことが可能になります。
書斎として使用する時間を決める
仕事や勉強に集中する時間とリラックスする時間を明確に区別することで、生活のリズムが整い、作業効率もアップします。たとえば、午前中は仕事に集中し、午後はリラックスする空間として活用するといった使い方もよいでしょう。
また、ルーティンを決めて書斎を使用し、家族と過ごす時間もしっかり確保することで、互いのスケジュールを尊重し合い、スムーズに日常生活が送れるようになります。
書斎は独立した空間にすることがおすすめ
寝室に書斎があることには、様々なデメリットや工夫が必要になることを解説しました。すでに書斎を寝室に作ってしまった人は仕方ありませんが、これから書斎を作ろうとしている方は、寝室の一部に作るのではなく、独立した書斎を作ることをおすすめします。
やはり、一緒に寝室を使うパートナーに気を遣わせてしまったり、自身も仕事とプライベートの区別がつかなくなってストレスを抱えてしまったりする可能性があるためです。書斎として必要なスペースを増築するなどして、新たに書斎を作ることも検討しましょう。
建ぺい率やその他の問題で増築することが難しい場合、トレーラーハウスを自宅の庭に設置して書斎にするという手段もあります。自宅の離れや作業スペースとしてトレーラーハウスを購入される方も多く、快適な書斎を作ることができるでしょう。
寝室に書斎を作るなら工夫して快適に使おう
寝室は、もともと静かで落ち着いた環境のため、書斎を設ける場所として人気です。
ただし、静かな空間で集中して作業できる一方、「メリハリがつけにくい」「家族とのコミュニケーションが減る」といったデメリットがある点には注意が必要です。書斎の目的を明確にし、使用する時間を決める、スペースを区切るといった工夫をすることで快適に使用できるので、ぜひ試してみてください。
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