ネイルサロンに適した物件の探し方とトレーラーハウス活用のメリット

ネイルサロンを開業するにあたり、物件の選定は重要なポイントです。ターゲットに適した立地、店舗でなければ、思うような集客効果が得られないかもしれません。
そこで今回は、ネイルサロンに適した物件の探し方を詳しく解説していきます。近年、店舗活用が注目されているトレーラーハウスの魅力についてもまとめているので、あわせてご覧ください。
Contents
ネイルサロン向け物件の探し方
ネイルサロン向けの物件を探すときに意識したいポイントは、以下のとおりです。
- ターゲットに合った立地
- 集客のしやすさ
- 予算内に収まるかどうか
- 基準を明確に
ターゲットに合った立地を選ぶ
ネイルサロンの物件選びは、まず「誰にサービスを届けたいか」を明確にし、その層が集まりやすい立地を選ぶことが大切です。たとえば、20〜30代の働く女性をメインターゲットにするのであれば、オフィス街や商業施設などが有力になります。
また、競合の有無も重要な判断基準です。周辺に同業が多すぎると差別化が難しくなりますが、適度な競合は需要の高さを示す基準になります。このほか、サロンへのアクセスも考慮し、ターゲットが通いやすい環境を選ぶことが、長期的なリピート率の向上につながります。
集客のしやすさを考慮
物件の立地や周辺環境は、集客のしやすさを大きく左右します。駅近や大通り沿いの物件は人目に触れる機会が多く、自然な集客が期待できる一方、賃料は高くなりがちです。
反対に、ビルの奥や2階以上の目立たない場所は、賃料が安い一方で、宣伝・集客に工夫が求められます。また、季節や時間帯による人通りの変化もチェックし、開業後の集客方法に連動した戦略を立てることで、安定した来客数の確保が可能になるでしょう。
予算内に収まるかどうか
いくら魅力的な立地でも、費用が予算を超えてしまえば経営が不安定になります。物件探しでは、月々の家賃だけでなく、以下の点についても明確に算出しておくことが大切です。
- 共益費や保証金
- 内装工事費
- 看板設置費
- 毎月の運営費用 など
ネイルサロンは、施術スペースや水回りの改装が必要になるケースも多く、物件の状態によっては工事費が想定以上に膨らみかねません。店舗の家賃は売上の20〜25%以内に収まるのが理想とされるので、それを踏まえて物件を選びましょう。
基準を明確にしておく
物件探しをスムーズに進めるためには、自分の中で優先順位と基準を明確にしておく必要があります。
- 駅から徒歩圏内
- 専有面積〇㎡以上
- 水道設備あり
- 家賃〇万円以内 など
事前にこうした条件をリスト化しておくと、不動産業者とのやり取りが効率的に進められます。また、基準を「譲れない条件」と「妥協できる条件」に分けておくと、選択に幅を持たせながらの判断が可能です。
基準を事前に固めることで、迷いや感情的な判断を避け、ビジネスとして最適な物件を選びやすくなります。
ネイルサロンの店舗形態
ネイルサロンの店舗形態としては、主に以下の3つが挙げられます。
- 自宅
- ロードサイド
- テナント
それぞれの特徴とメリット、デメリットを見ていきましょう。
自宅
マンションや一戸建てなど、自宅の一部を利用して開業する形態は、初期費用と固定費を大幅に抑えられるのが最大の魅力です。一方で、住所を顧客に公開する必要があるため、プライバシー面でのリスク軽減や、生活感を排除する工夫などが求められます。
また、住宅街だと目立ちにくく、看板が出せないケースもあるため、集客のハードルが上がりがちです。
ロードサイド
ロードサイドにある店舗は、車利用の顧客をターゲットにできるので、地方や郊外ではその利便性が来店の決め手になります。また、外観や看板が目立ちやすく、通りがかりの集客も期待できるのも強みです。
ただし、賃料や維持費が高めのほか、天候、交通量などに来客数が影響を受けることがあります。
テナントサロン
商業ビルや駅ビル、ショッピングモールなどに入るテナントは、人通りが多く安定した集客が見込める店舗形態です。とくに、駅直結や繁華街の物件は立地面での優位性が高く、新規顧客を獲得しやすい環境といえます。
ただし、家賃をはじめとする固定費は高くなりがちで、契約期間、内装などに制約が多い点にも注意が必要です。
【ネイルサロン】トレーラーハウスも一案
ネイルサロンの開業にあたり、物件の選択肢としてトレーラーハウスが注目されています。トレーラーハウスは、従来の店舗と異なり移動させられるため、柔軟に出店場所を検討することが可能です。
また、外観や内装が自由にデザインでき、ユニークな店舗づくりができるため、SNSでの口コミなどによる集客効果が期待できます。たとえば、競合の多い地域で独自性を打ち出したい、店舗を目立たせたいといった場合に、有力な選択肢となるでしょう。
トレーラーハウスでネイルサロンを開くメリット
ネイルサロンにトレーラーハウスを活用するメリットは以下のとおりです。
- 出店場所の選択肢が広がる
- 他店との差別化が図れる
- 最適な動線を確保できる
- 中古の活用でコストを抑えられる
出店場所の選択肢が広がる
トレーラーハウスは牽引して移動させられるため、設置場所を柔軟に選べる点が強みです。たとえば、次のように、通常の店舗では難しい立地にも出店できる可能性があります。
- 自宅の敷地
- 駐車場や空き地の一角
- イベント会場 など
固定の店舗と異なり、集客状況やターゲット層の変化に合わせて動かせるので、需要が高い場所へ移ることも容易です。また、テスト営業や短期の出店もしやすいので、運営リスクが低いサロン経営を実現できます。
他店との差別化が図れる
トレーラーハウスは見た目のインパクトが強く、通りかかる人の目を引きます。小さな建物ながら独特の存在感があり、「行ってみたい」という来店動機を生みやすいのが特徴です。外観や内装を自由にデザインできるため、コンセプトに合わせた世界観を表現しやすく、SNSでの拡散効果も期待できます。また、同じ地域にネイルサロンが複数あっても、移動式の店舗というだけで話題性が高まるので、口コミやメディア取材のチャンスにもつながるでしょう。
最適な動線を確保できる
トレーラーハウスは設計の段階から内装レイアウトを自由に決められるため、最適な動線の確保が可能です。間取りが固定されている店舗は、動線に無駄が生じがちですが、トレーラーハウスなら施術者の目線で作業効率を最適化できます。
空間がコンパクトなので、少人数営業や完全予約制のスタイルと相性が良い店舗形態です。
中古の活用でコストを抑えられる
トレーラーハウスの中古市場は活発なので、状態の良い物件を見つけられれば大幅なコスト削減が可能です。中古をベースにリフォームすることで、初期費用を抑えながら独自性のある店舗を実現できます。
中古は個人間での売買や、ネットオークションなどでも購入できますが、トラブルになるケースもあるため、専門業者を介したほうが安心です。
トレーラーハウスを活用するときの注意点
ネイルサロンとしてトレーラーハウスを活用する際は、法令や近隣トラブル、予算オーバーなどに注意が必要です。
設置方法によって適用される法令が変わる
トレーラーハウスは、基本的に車両として設置でき、条件を満たせば固定資産税や建築確認の対象になりません。しかし、設置状況によっては建築物と見なされ、建築基準法の適用を受けることがあります。
たとえば、タイヤを外して地面に固定したり、給排水や電気を恒久的に接続したりした場合は、建築物としての許可申請や検査が必要です。このほか、自治体によっては設置が認められない場合もあるため、事前にしっかり確認しておきましょう。
近隣の理解を得ておく
住宅街にある自宅の敷地にトレーラーハウスを設置してネイルサロンとして営業する際は、近隣住民の理解を得ておくことが大切です。オープン前に挨拶や説明を行い、以下の点を共有しておくと、トラブルを防げます。
- 営業形態
- 営業時間
- 駐車場の使い方 など
事前の話し合いを怠ると、開業後にクレームや営業制限を受ける可能性があるため、計画段階での配慮が大切です。
仕様によっては高額になる
トレーラーハウスの価格はピンキリで、仕様や設備、サイズによっては1,000万円ほどになることもあります。また、通常の店舗と同じく、断熱や空調、水回り、内装などにこだわれば、コンパクトな空間といえども本体価格が高額になりがちです。
このほか、輸送費や設置費用もかかるため、全体の予算をあらかじめ見積もり、余裕を持って計画することが重要です。
ネイルサロン物件にはトレーラーハウスがおすすめ
ネイルサロンの物件を選ぶ際は、ターゲットに合わせた立地や集客のしやすさなどが目安になります。しかし、条件にぴったり合う物件を見つけることは困難です。
トレーラーハウスであれば、設置場所の選択や内装のカスタマイズを柔軟に行えるため、理想のネイルサロンを実現しやすくなります。また、トレーラーハウスというだけで他店との差別化が図れるので、選択肢の一つに加えない手はないでしょう。
トレーラーハウスで 見つける 新たな可能性!
トレーラーハウスについて詳しく知りたい方は
お気軽にお問い合わせください。