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ヨガ教室開業の流れと成功させるポイントを解説!おすすめの物件も紹介

近年、ウェルビーイングの観点からヨガ教室の人気が高まっています。インストラクター資格を持っているなど、開業を考えている方も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、ヨガ教室開業の流れ、成功させるためのポイントを解説していきます。ヨガ教室に適した物件についてもまとめているので、スムーズに開業できるよう、あわせてチェックしてください。

ヨガ教室を開業する流れ

まずは、ヨガ教室を開業する流れを確認しておきましょう。

コンセプトを決める

ヨガ教室のコンセプトは、競合との差別化にもつながるため、ターゲット層や目的を明確にし、教室の方向性を定めましょう。コンセプト設計では、「誰にどんな価値を提供するか」を具体化することが大切です。

たとえば、次のようにターゲットが選びやすいコンセプトにすることで、ブランディングの基礎が築けます。

  • 完全個室マンツーマンレッスン
  • 朝活・夜ヨガ特化型
  • 資格取得向けスクール など

教室のコンセプトは、店舗デザイン、料金設定、宣伝方法、すべての軸となる重要な要素です。

事業計画書を作成する

決定したコンセプトをもとに、事業計画書を作成します。計画書には、ターゲットや市場の分析、競合、運営方針、収支計画、必要経費、集客戦略などを記載します。

融資・補助金を申請する際にも必要になるので、根拠のあるデータと現実的なシミュレーションが必要です。書面にすることで教室の方向性を客観的に確認できるほか、開業してからの経営方針の微調整にも役立ちます。

物件を選ぶ

ヨガ教室の物件を選ぶ際は、ターゲットが通いやすい場所を選びましょう。たとえば、主婦層がターゲットであれば住宅街、ビジネスパーソンを想定しているなら駅周辺などが考えられます

また、想定人数の入るスタジオの広さや駐車場の有無、静音性も大切です。このほか、ヨガの種類によっても条件が異なるので、ホットヨガなら断熱性、リラクゼーション系なら防音性のように、必要に応じた設備を整えましょう。

資金計画を立てる

開業にあたっては、初期費用と運転資金が必要になります。小規模でスタートする場合でも、物件取得費や設備費などで100万以上かかるケースは珍しくありません。

開業に向けてしっかりと資金計画を立て、必要に応じて次のような資金調達方法を検討しましょう。

  • 銀行からの借入
  • 日本政策金融公庫の創業融資
  • 自治体の起業支援制度
  • クラウドファンディング

資金計画の段階では、最低でも6か月分の運転資金を確保しておくことが理想です。開業直後は売上が安定しにくいため、余裕をもって資金を準備してください。

店舗のデザインと施工

ヨガ教室の内装は、清潔感と落ち着きを重視した空間づくりが求められます。ナチュラルカラーの壁面や木目調の床、柔らかな照明などを採用してリラックスできる空間にしましょう。

このほか、教室のブランドカラーやロゴを取り入れることで、統一感のある雰囲気を演出できます。内装は、SNSやGoogleマップにアップされることを考え、視覚的な魅力に投資する必要があります。

設備を手配する

店舗ができたら、次のような設備を整えましょう。

  • レッスンに必要な備品(ヨガマット、ブロック、ボルスターなど)
  • 音響機材
  • 加湿器や空調設備
  • 更衣室の備品
  • 衛生用品(除菌スプレー、ハンドソープなど)
  • 管理用パソコン など

設備や備品の一部は、コスト削減のために中古品やレンタルを活用することも可能です。ただし、状態の良くないものを使うとトラブルの原因になるため、信頼できるレンタルサービスを選ぶ必要があります。

必要な届出・許可申請を行う

個人事業主であれば、ヨガ教室の開業にあたり、開業届を提出する必要があります。法人として設立する場合は、登記手続きを行いましょう。

このほか、音楽の使用に対してはJASRACへの申請が、広告看板の設置に関しては自治体への許可申請が求められることもあります。また、シャワーの設置や飲食物の提供を行う場合には保健所の営業許可が必要です。

開業後のトラブルを防ぐためにも、地域の行政窓口などで必要な手続きを確認しておきましょう

プラン・料金を設定する

ヨガ教室の料金は、ターゲット層と立地、内容に合わせて慎重に決めましょう。一般的には1回3,000~5,000円前後、月額制で8,000〜15,000円ほどが目安ですが、体験レッスンを低価格で提供することで、新規顧客のハードルを下げられます。

このほか、夜間・休日料金など、時間帯別の料金差を設ける方法も有効です。利益を確保しつつ、お客様がリピートしやすい価格帯の見極めが大切です。

集客活動を始める

開業準備が整ったら、集客活動を開始します。InstagramやLINE公式アカウント、Googleビジネスプロフィールなどを活用し、レッスン風景やお客様の声を発信しましょう。

また、地域のポータルサイトやチラシ配布、体験イベントの開催も効果的です。オンライン集客と地域密着型の両輪でアプローチすることで、継続的な顧客獲得につながります

【開業】ヨガ教室を成功させるポイント

ヨガ教室を成功させるためには、適切な集客や、お客様が快適に利用できる環境の管理などが重要です。競合との差別化を図り、リピーターを増やしていきましょう。

集客しやすい場所に出店する

ヨガ教室は「通いやすさ」が継続率に直結するため、立地選びが成功のポイントになります。駅近や駐車場完備のエリア、または住宅街の中心など、ターゲット層が通いやすい場所を選びましょう

たとえば、周囲にカフェや美容院など女性客の多い店舗があるエリアは、相乗効果が期待できます。また、周辺の人口層・競合状況を調査し、地域のニーズに合わせたサービスを展開することも重要です。

ターゲットに合った集客を行う

ヨガ教室の成功は、明確なターゲット設定とそれに合った集客戦略にかかっています。たとえば、「産後ママ向け」なら育児中の女性が通える時間帯に託児付きレッスンを、「オフィスワーカー向け」なら夜間プランを打ち出すなど、ライフスタイルに合わせた訴求が効果的です。

このほか、SNS広告や地域コミュニティ、企業への福利厚生提案など、集客する媒体もターゲットに合わせて最適化しましょう

衛生管理を徹底する

ヨガは、心と体の健康を扱うサービスのため、衛生管理の徹底は信頼につながる重要な要素です。マットやプロップスの定期的な消毒、空気清浄機の設置、換気の徹底など、利用者が安心して過ごせる環境づくりが欠かせません。

感染症対策だけでなく、アロマを用いた消臭・抗菌対策など、ヨガ教室らしい衛生演出も効果的です。

予約システムを導入する

スムーズな予約管理は、顧客満足度を大きく左右します。予約システムを導入すれば、24時間いつでも申し込み・キャンセルが可能となり、お客様の利便性が向上します。

レッスン残席の自動更新や、リマインド通知機能、事前決済などがあるシステムなら、無断キャンセルの防止にもつながります。また、スタッフの事務負担も減るので、効率的な運営が可能になります。

ほかのスタジオとの差別化を図る

競争が激しいヨガ業界で成功するには、その教室ならではの個性を明確に打ち出すことが不可欠です。たとえば、次のようにコンセプトをわかりやすく表現し、他店との違いを伝えましょう。

  • 少人数制で丁寧な指導
  • オンライン×対面のハイブリッド型
  • 自然素材にこだわった空間 など

また、インストラクターのキャリア、レッスン後のアフターサポートなど、よそでは得られない体験価値を提供することも大切です。

ヨガ教室経営の注意点

安定してヨガ教室を経営するためには、さまざまなトラブルを防ぐ必要があります。ここでは、ヨガ教室運営の注意点を解説していきます。

近隣の理解を得る

ヨガ教室を開業する際には、近隣住民や周辺店舗との良好な関係づくりが重要です。レッスン中の音漏れ、駐車場の利用、出入りの騒音などがトラブルになるケースは少なくありません。

とくに自宅サロン型の教室では、事前に挨拶や説明を行い、近隣の理解を得ることが求められます。近隣との信頼関係は、口コミや地域イベント参加による集客にもつながるため、長期的に安定した経営基盤を築くポイントといえます。

法令を遵守する

ヨガ教室の運営では、各種法令の遵守が求められます。とくに、広告やホームページの表現において、「医療効果」や「治療」といった誇大表示は景品表示法、医療法に抵触する恐れがあるので注意しましょう。

また、キャンペーン表示や料金プランの記載も、消費者庁のガイドラインに沿って適切に表示する必要があります。このほか、個人情報保護法の観点から、予約フォームやLINE公式アカウントで取得した顧客データの管理にも慎重さが求められます。

物販は計画的に

ヨガマットやウェア、サプリメントなどの物販は、収益を支える副業的な要素となる一方、在庫リスクと販売管理の手間も伴います。仕入れ先の信頼性、原価率、販売数量の見込みなどをしっかり検討し、無理のない範囲で導入することが大切です。

また、押し売りのような販売スタイルは顧客離れを招くため、レッスンとの親和性を意識した提案型の販売を心がけましょう。たとえば、姿勢サポートアイテムや自宅練習用のグッズなど、お客様の課題解決につながる商品がおすすめです。

トラブル防止のために利用規約を策定する

ヨガ教室を円滑に運営するためには、利用規約の策定が欠かせません。そのため、想定される次のようなトラブルに対するルールを明文化しておく必要があります。

  • キャンセルポリシー
  • 支払い方法
  • 体調不良時の対応
  • レッスン中の怪我や持ち物の紛失 など

口頭でのやり取りでは誤解が生じやすいので、書面またはWeb上で明示するほか、同意を得る仕組みも整えましょう。また、万一の事故やトラブル発生時に備え、必要に応じて損害賠償責任保険への加入も検討してください。

ヨガ教室におすすめの物件

ヨガ教室の開業にあたって、物件選びは重要です。ターゲットや教室のスタイルに合わせ、最適な物件を選びましょう。

自宅

自宅を活用したヨガ教室は、初期費用を大幅に抑えられるのが最大の魅力です。家賃や光熱費などの固定費を削減できるうえ、通勤の負担がなく、講師自身の働きやすさも向上します。

小規模でアットホームな雰囲気にできるので、少人数制やマンツーマン指導に適しています。ただし、住宅地では騒音や駐車スペース、出入りの時間帯など近隣への配慮が欠かせません。また、住所を公開することになるため、防犯やプライバシー対策も重要です。

レンタルスタジオ

レンタルスタジオは時間や日単位で借りられるため、集客状況に応じて開催回数を調整できます。物件取得費が不要なので、初期投資を抑えながら、無理のないスケジュールで経営を始められるのが特徴です。

立地の良いスタジオならアクセス面でも有利になり、集客イベントが開催しやすくなります。一方で、使用時間の制限や、ほかのスタジオ利用者とのスケジュール調整が必要となる点には注意が必要です。

商業施設のテナント

商業施設内のテナントは、集客力と信頼性の両面でスタジオの開業に適しています。ショッピングモールや複合ビルなどは人通りが多く、自然と潜在顧客にアプローチできる環境です。

駐車場完備やバリアフリー設計など、利便性が高いため、幅広い層に対応できます。ただし、家賃・共益費が高めに設定されていることが多いので、収益構造をしっかり組み立てる必要があります。

トレーラーハウス

トレーラーハウスは、車両として設置できるため、土地さえあれば比較的低コストで開業できます。自然の中や海辺など、ロケーションを活かした空間演出が可能なので、癒し、リトリートなどをテーマにしたヨガ教室にぴったりです。

出店場所の変更や内装のカスタマイズを柔軟に行える点も魅力ですが、電気・水道などのインフラ整備には事前の確認が必要です。トレーラーハウスは、独自性を重視する人にとって、ブランド価値を高める強力な手段となります。

ヨガ教室をトレーラーハウスで開業するメリット

ヨガ教室の開業にトレーラーハウスを活用すると、柔軟に設置場所を選べる、コストを抑えられるといったメリットがあります。トレーラーハウスの利点を確認し、店舗利用を検討しましょう。

出店場所を選びやすい

トレーラーハウス最大の魅力は、出店場所を柔軟に選べる点です。適切に設置すれば車両として扱われるため、市街化調整区域などにも出店できます

たとえば、海辺・山間・温泉地・観光地など、ヨガのコンセプトに合わせたロケーションを選びやすくなるでしょう。住宅地の一角や商業施設の駐車場を活用するケースも増えており、市場調査のために期間を決めて出店するといったことも考えられます。

必要に応じて移動できる

トレーラーハウスは、牽引して移動させられる構造になっているため、ほかの土地への移動が可能です。需要や環境の変化に応じて場所を変えるので、リスクを抑えた経営が実現できます

将来的に別の地域での展開を考えている場合にも、移動コストを抑えて事業拡大が可能です。固定資産ではないため撤退や転用もスムーズで、柔軟な経営判断を行えるのが大きなメリットです。

コストを抑えてスタジオ運営できる

トレーラーハウスは、一般的な建物に比べて初期費用を大幅に削減できます。基礎工事が不要なケースが多いほか、設置方法によっては建築確認申請や登記費用もかからないので、数百万円単位のコスト削減が可能です。

また、中古を購入してDIYでリフォームを行えば、低予算でも個性的なスタジオを実現できるでしょう。このほか、車両として設置すれば、固定資産税などのランニングコストも抑えられます。

店舗のユニークさを売りにできる

トレーラーハウスを用いたヨガ教室は、その外観やコンセプト自体が大きなPR要素となります。一般的なビルや住宅スタジオと異なり、外観のデザイン性や立地の特別感で話題を呼ぶことができるでしょう。

近年、トレーラーハウスの店舗利用は増えているものの、まだ一般的とはいえません。その珍しさからSNS映えを謳うこともできるので、店舗のユニークさが集客の一端を担います。

撤退時に売却できる

トレーラーハウスは、土地に永続的に固定することなく設置するのが一般的です。そのため、不要になった際には売却や譲渡が容易に行えます。

固定された建物のように解体する必要がなく、土地と建物を別々に処分することが可能です。中古市場でも一定の需要があり、状態が良ければカフェ、オフィス用などの別業態へも転用できます。これにより、万が一経営が思うようにいかなくても、資産としての回収が期待できる点が安心材料となります。

トレーラーハウス活用の注意点

トレーラーハウスを活用する際には、設置方法に注意しなければなりません。トレーラーハウスは車両扱いになりますが、移動できない状態で常設すると、建造物とみなされて建築基準法や都市計画法の制限を受ける場合があります。

設置前には自治体へ確認し、土地の用途や設置期間のルールなどを把握しておくと安心です。また、設備や設置には専門的な知識が必要になるため、購入にあたっては専門業者への依頼を検討するとよいでしょう。

トレーラーハウスでヨガ教室を開業しよう

ヨガ教室を開業する際は、ターゲットやコンセプトをしっかりと定め、事業計画、資金計画を立てて慎重に進める必要があります。集客をより効果的なものにするため、物件の選び方にもこだわりましょう。

ヨガ教室の物件としては、ユニークな外見で集客しやすいトレーラーハウスがおすすめです。一般的な物件を取得するよりコストを抑えられるほか、車両として設置すれば固定資産税などのランニングコストも節約できます。

ただし、トレーラーハウスの設置には専門的な知識が必要になるため、行政や専門業者に協力してもらいながら進めるのがおすすめです。

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この記事を書いた人

HCT編集部 秋田森童

HCT編集部 秋田森童

愛知県名古屋市を拠点に、トレーラーハウスのデザイン・設計・製造・販売を手掛けるHCTの秋田です。トレーラーハウスの魅力や気になる疑問、活用方法などを日々発信しています!皆様のお役に立てるような有益な情報を発信していくので、ぜひこの記事を通じて、新しいライフスタイルの一つとしてトレーラーハウスに関心を持っていただければ幸いです。

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