トレーラーハウスは小型が狙い目？メリット・デメリットや活用方法を紹介！

近年人気が高まっているトレーラーハウスですが、企業が事務所や店舗として導入するトレーラーハウスは大型のものが多く、個人で購入するにはもう少しコンパクトなものがいいという要望も少なくありません。実際、書斎や離れなど生活の一部のスペースとして利用する場合は、それほど大きなスペースは必要ありません。

そんな方におすすめしたいのが、小型のトレーラーハウスです。今回は、個人の方でも導入しやすい小型トレーラーハウスのメリットやデメリット、おすすめの活用方法などを紹介します。

トレーラーハウスの小型と大型の違い

そもそも小型のトレーラーハウスとは、どれくらいの大きさのものを指すのでしょうか。ここでは、トレーラーハウスの小型と大型のおおまかなサイズについて解説します。

小型トレーラーハウス

前提として、小型のトレーラーハウスに明確なサイズは定義されていません。しかし、一般的には牽引免許が不要で普通免許でも牽引できるタイプのトレーラーハウスを「小型トレーラーハウス」と呼ぶことが多いです。

牽引免許が不要なトレーラーハウスのサイズは、横幅や高さなどの寸法で決められているわけではなく、重量で決められています。トレーラーハウス本体の重量が750kg以下のものは、普通免許で牽引可能なため、このサイズのトレーラーハウスが小型トレーラーハウスと呼ばれます。

大型トレーラーハウス

大型トレーラーハウスには明確なサイズが決められています。トレーラーハウスは車両なので、道路交通法で定められている普通自動車の規格に収まるサイズであれば、車検を取得することができます。

道路交通法の保安基準第2条で定められている普通自動車のサイズは、以下の通りです。

• 全長：12m以下
• 全幅：2.5m以下
• 全高：3.8m以下

上記のサイズに収まっていれば、車検を取得することができ、「車検付きトレーラーハウス」と分類されます。そして、上記のサイズをどれか1つでも超えると、特殊車両の「大型トレーラーハウス」に分類されます。（※）

つまり、大型トレーラーハウスは車検を取得することができないため、公道を走行する際は特殊車両通行許可申請や基準緩和認定申請などの手続きが必要になります。

※当社は、合法に車検を取得した全幅3.5mタイプのトレーラーハウスを提供しています。横幅にゆとりがほしいという方は、ぜひお気軽にご相談ください。

小型トレーラーハウスのメリット

小型トレーラーハウスには、主に以下のメリットがあります。

• 普通免許で牽引できる
• 安価で購入できる
• 省スペースで設置できる

普通免許で牽引できる

小型トレーラーハウスの大きな魅力は、普通免許で牽引できる手軽さです。通常、トレーラーハウスを運転するには牽引免許が必要と思われがちですが、小型サイズであれば特別な免許を取得する必要がありません。

これにより、初心者でも安心してトレーラーハウスを利用できるのがポイントです。さらに、普通免許で運転可能なため、日常の車両操作に近い感覚で移動することが可能。

キャンプやイベント出店、移動型のビジネスなど、アイデア次第で活用の幅が広がります。手軽に持ち運べることで、「どこでも自分だけの特別な空間を持つ」という自由と楽しさを手に入れられる点が、小型トレーラーハウスの大きなメリットです。

安価で購入できる

小型トレーラーハウスは、通常のトレーラーハウスよりも安価に購入することができます。内装や導入する設備・機能によって価格帯に幅がありますが、500万円程度で購入することが可能です。

購入時のコストを大幅に抑えられ、初めてトレーラーハウスを購入する方でも手が届きやすいのが特徴です。さらに、サイズがコンパクトであることで維持費も低く、リスクが少なく気軽に所有できるでしょう。

低コストでありながら、移動型のカフェやショップとして活用したり、プライベートな趣味スペースやアウトドア拠点としても十分な機能性を持っています。「手軽さ」と「自由度」を兼ね備えた小型トレーラーハウスは、初期投資を抑えつつ新たなライフスタイルを実現したい方にぴったりの選択肢です。

省スペースで設置できる

小型トレーラーハウスの大きな魅力は、省スペースで設置できることです。コンパクトな設計により、通常のトレーラーハウスでは難しい狭い敷地や限られたスペースにも対応可能。

自宅の庭や空き地、商業施設の一角など、さまざまな場所に柔軟に設置できるため、場所を選ばない手軽さがあります。さらに、省スペースながら必要な設備はしっかり搭載されているので、無駄のないスマートな空間利用を実現。

限られたスペースを有効活用しながら、自分だけの特別な空間を持てるのが、小型トレーラーハウスの魅力です。

小型トレーラーハウスのデメリット

多くのメリットがある一方で、小型トレーラーハウスには以下のデメリットも存在します。

• 利用可能なスペースが限られる
• 設備や機能が制限される
• 強風や悪天候に弱い

利用可能なスペースが限られる

小型トレーラーハウスはコンパクトな設計のため、利用可能なスペースが限られる点がデメリットです。例えば、通常のトレーラーハウスに比べて居住空間や収納スペースが狭く、大人数での使用や多くの荷物を収納する用途には向いていません。

また、長期間の滞在や快適性を重視した生活空間を求める場合、狭さを感じることがあります。そのため、購入前には実際の使用目的や必要な設備を慎重に検討し、自分のライフスタイルに合っているか確認することが重要です。

設備や機能が制限される

サイズが小さいため、通常のトレーラーハウスに搭載されている設備や機能が制限される場合があります。例えば、キッチンやバスルーム、寝室などをフル装備した大型モデルに比べ、コンパクトモデルでは最低限の設備に絞られることが一般的です。

そのため、長期的な利用や多機能な設備を求める場合には不便を感じることがあります。利用目的に応じて、必要な設備を優先的に選定することが重要です。

強風や悪天候に弱い

小型トレーラーハウスは軽量であるため、強風や悪天候の影響を受けやすいという弱点があります。特に、強風時には転倒のリスクがあるため、設置場所の選定や固定方法に注意が必要です。

また、断熱性や防音性が大型モデルに比べて劣る場合があり、極端な気温変化や騒音の多い環境では快適性が損なわれることもあります。安全で快適な利用のためには、適切な設置方法や設置環境を事前に確認することが重要です。

小型トレーラーハウスのおすすめの活用方法

最後に、小型トレーラーハウスのおすすめの活用方法をご紹介します。

• 趣味・作業部屋として
• キャンプ・アウトドアの拠点として
• キッチンカー・移動型ショップとして

趣味・作業部屋として

アトリエ、音楽スタジオ、DIY工房など、趣味や作業専用のスペースとして利用できます。自宅の敷地を活かして設置すれば、家族の生活空間を侵害せずに自分だけの空間を確保可能です。移動できるため、用途が変わっても柔軟に対応できます。

キャンプ・アウトドアの拠点として

小型トレーラーハウスは、キャンプ場や自然豊かな場所への移動拠点として最適です。テントより快適で、簡易キッチンや寝具を備えれば快適なアウトドア体験が可能です。必要な設備を搭載しつつも移動が容易なため、気軽に様々なロケーションでのアウトドアライフを楽しめます。

キッチンカー・移動型ショップとして

コンパクトなサイズを活かして、キッチンカーや移動型ショップとして利用するのもおすすめです。狭いスペースでも必要な設備を揃えられるため、イベント会場や観光地など、需要に応じて柔軟に営業できます。手軽にビジネスを始めたい方にぴったりの活用方法です。

小型トレーラーハウスで新しいライフスタイルを実現しよう

小型トレーラーハウスは、手軽に導入できる自由度の高い移動型空間として、多くの可能性を秘めています。低コストで省スペース、小回りが利く便利さが特徴で、キャンプや移動型店舗、趣味部屋など幅広い活用が可能です。

一方で、設備やスペースの限界があるため、自分の目的に合ったモデル選びが重要です。もし、新しいライフスタイルやビジネスの可能性を広げたいとお考えなら、小型トレーラーハウスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。

HCTでは、全長4m～11mまで様々なサイズのトレーラーハウスを提供しております。お客様の用途や予算に応じて最適なプランをご提案させていただきますので、ぜひお気軽にご相談ください。