トレーラーハウスの外壁材にはどんな種類がある?失敗しない選び方
トレーラーハウスの外壁材は、快適さや耐久性を高めたり、希望通りの外観にしたりするために重要な要素です。しかし、外壁材にはさまざまな種類があるため、どの素材を選ぶべきか悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、トレーラーハウスの外壁材の種類と、選び方について詳しく解説していきます。外壁材選びを間違うとメンテナンスコストがかさむため、よく検討し、適切なものを選ぶことが必要です。
Contents
トレーラーハウスは外壁材選びが大切
トレーラーハウスは移動や外気の影響を受けやすいため、外壁材選びが大切になります。適切な外壁材を選ぶことで、耐久性や断熱性が向上し、快適な居住空間を保つことができます。
とくに、日本は湿気の多い気候で台風や地震などの自然災害も多いため、それらに耐えられる外壁材を選ぶことが求められます。外壁材の種類によって、防水、耐火、耐久性などが異なるため、設置場所や使用目的に応じて選択することがポイントです。
また、外壁材によっては定期的なメンテナンスが必要なものもあるため、メンテナンスコストも考慮して選ぶとよいでしょう。外壁材選びはトレーラーハウスの印象や耐久性を左右する要素になるので、長期的な利用を考えて慎重に選んでください。
トレーラーハウスの外壁材の種類
外壁材(サイディング)には、いくつか種類があるため、それぞれの特性を知っておくことが大切です。違いを理解したうえで、トレーラーに適した外壁材を選びましょう。
窯業系
窯業(ようぎょう)系は、セメントが主材料の外壁材で、耐久性に優れているのが特徴です。一般住宅に多く使用されるサイディングで、デザインのバリエーションも豊富です。
また、窯業系外壁材は耐火性能が高く、火災リスクの低減に効果があります。ただし、重量があるため、トレーラーハウスの外壁にする場合は、車両の総重量を考慮しなければなりません。
このほか、輸送時の振動で本体が動くことで、「ひび割れ」が発生する可能性にも注意が必要です。
樹脂系
樹脂系の外壁材は、軽量でメンテナンス性に優れています。塩化ビニルを使用しているため、耐水、耐久性が高く、劣化しにくいのが特徴です。
とくに、湿気や塩の影響が多い環境でも腐食する心配がないため、沿岸部や湿潤地域での使用に向いています。
また、表面塗装ではないので、塗り替えがほぼ不要な点もメリットです。一方で、「耐火性が弱い」「施工に専門的な技術が必要」という難点があります。
木質系
木質系は、デザイン性が高く、自然の風合いを楽しめるのが魅力の外壁材です。トレーラーハウスに使用することで、ログハウスやカフェ風の外観を実現できるため、ナチュラルな雰囲気を求める人に人気があります。
また、断熱性が高いため、冬の寒さや夏の暑さを軽減し、快適な住環境を作ることが可能です。ただし、木材は湿気に弱いため、雨が多く湿度の高い日本で使用するには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
このほか、重さがトレーラーハウスの重量に影響する点も考慮する必要があります。
金属系
アルミ合金やガルバリウム鋼板を用いる金属系の外壁材は、軽量かつ耐久性が高い点が特徴です。トレーラーハウスに採用することで、風雨や紫外線による劣化を最小限に抑えられ、美観が保てます。
また、不燃性のため火災には強いですが、熱伝導率が高く、夏場は内部が暑くなりやすいため、断熱加工されたものを使用するのが一般的です。また、金属は塩害に弱いので、防錆対策も必須です。
加工が容易でメンテナンス性も高いことから、トレーラーハウスの外壁材として人気があります。
外壁材選びで失敗しないために必要なこと
外壁材は、設置場所によって受ける影響が異なるので、慎重に選ぶ必要があります。失敗を避けるためには、実際の施工を確認したり専門業者に依頼したりすることも効果的です。
設置場所に合わせた外壁を選ぶ
トレーラーハウスを設置する場所によって、外壁材が受ける影響は異なるため、環境に適した外壁材を選ぶ必要があります。
たとえば、海沿いの地域では潮風の影響が大きいため、防腐加工や、腐食リスクの少ないサイディングが適しています。また、湿気が多い地域ではカビやコケが発生しやすいため、防水、防カビ性に優れた外壁材を選びましょう。
このように、設置環境の特性を把握し、それに対応できる外壁材を選べば、メンテナンスの手間を減らして美観と機能性を保ちやすくなります。
色や柄は小さなサンプルだけで決めない
サイディングの色や柄を選ぶ際は、小さなサンプルだけで決めないようにしましょう。サンプルで気に入っても、大きな面積に施工すると印象が異なることは少なくありません。
とくに外壁は、光の当たり具合や周囲の景観によっても印象が変わるため、小さなサンプルでは全体像をイメージしにくい場合があります。外壁を選ぶ際は、できるだけ実際の施工事例を見学し、完成後のイメージをつかみましょう。
専門業者に依頼する
外壁材の選定、設置には専門知識が必要なため、専門業者に依頼することをおすすめします。適切に施工しなければ、メンテナンスコストの増加、耐久性の低下などを引き起こしかねません。
たとえば、DIYで施工すれば費用は安く済みますが、その後何度もメンテナンスが必要になれば、最終的なコストは変わらないでしょう。その点、専門業者は設置場所の環境に合わせて最適なサイディングを提案してくれるため、長期間にわたり快適で美しい外観を維持することが可能です。
高品質な施工は、外壁の寿命を延ばし、トータルコストの削減にもつながります。
トレーラーハウス専門業者の選び方
トレーラーハウスを取り扱う業者は増えていますが、業者選びを間違うと、製作や設置、運用さまざまな場面でトラブルが発生しかねません。トレーラーハウスを入手するときは、信頼できる専門業者を選ぶことが大切です。
専門知識のあるスタッフがいる
トレーラーハウスを購入する際は、専門的な知識を持つスタッフがいる業者を選んでください。
一般の住宅とは異なり、トレーラーハウスには移動や設置に関する特別な技術と知識が必要です。たとえば、重量バランスを考慮した構造設計やシャーシの選定など、専門的な判断が求められる場面が多くあります。
また、プロの視点で、次のようなアドバイスが受けられるのもメリットです。
- 設置場所に応じた外壁
- 設置や運搬の手続き
- 断熱材の選定
- 用途に合わせたデザイン など
これにより、理想のトレーラーハウスを実現しやすくなるでしょう。
納品後のサポート体制が整っている
トレーラーハウスの購入では、納品後のサポート体制が整っている業者を選ぶと安心です。不具合が発生した際、迅速に対応してくれる業者を選ぶことで、トラブルを最小限に抑えることができます。
また、台風や地震などの災害が発生したとき、点検、修理の対応を行ってくれる業者は心強い存在です。さらに、小さな問題や疑問を気軽に相談できる業者であれば、安心してトレーラーハウスを運用できるでしょう。
保証の期間や内容をしっかり確認し、アフターサポートが充実しているかどうかを見極めてください。
メンテナンスやリフォームに対応している
長く快適にトレーラーハウスを使用するためには、定期的なメンテナンスやリフォームが必要です。
たとえば、外壁は風雨や紫外線の影響を受けやすく、時間の経過とともに劣化するため、補修が必要になることがあります。また、使用環境やライフスタイルの変化に応じたリフォームも考えられるでしょう。
これらに対応できる業者を選べば、トレーラーハウスを快適な状態で維持しやすくなります。
外壁材を選んで快適なトレーラーハウスにしよう
トレーラーハウスの外壁材は、種類によって耐久性などに違いがあるため、設置場所に応じて適切に選ぶ必要があります。また、メンテナンスのしやすさや回数を考慮して選べば、コストを抑えることも可能です。
トレーラーハウスの製作には技術や知識が必要なため、専門業者に依頼すると安心です。アフターサポートやリフォーム対応の有無を確認し、信頼できる業者に依頼しましょう。
トレーラーハウスで 見つける 新たな可能性!
トレーラーハウスについて詳しく知りたい方は
お気軽にお問い合わせください。