中古住宅のリノベーション費用はどのくらい?目安と新しい選択肢を解説

中古住宅の購入・リノベーションを検討しているものの、費用の目安がわからないとお困りではありませんか。コスト的にもっと魅力的な選択肢はないかと、考えている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回のコラムでは、中古住宅の購入とリノベーションにかかる費用を詳しく解説していきます。中古住宅のリノベーションに代わる新しい選択肢もご提案するので、ぜひ最後までご覧ください。
Contents
中古住宅の購入とリノベーションの費用
マンションや一戸建てなど、中古住宅を購入してリノベーションするには、さまざまな費用が発生します。まずは、購入とリノベーションにかかる費用の目安を確認していきましょう。
中古住宅の購入費
中古住宅の購入費用では、物件価格のほか登記や手数料など、さまざまな諸費用が発生します。一般的に、これらの諸費用は物件価格の6〜13%程度が目安になります。
費用の名目 | 内容 |
印紙税 | ・ローン契約書に収入印紙を貼って納める ・借入額によって税額が異なる ※たとえば500万~1,000万円の借入なら1万円 |
ローン借入費用 | ・保証金、火災保険料、事務手数料など ・内容や金額は、金融機関、ローンの種類によって異なる |
登記費用 | 不動産登記や抵当権設定登記に必要な登録免許税、司法書士への報酬など |
仲介手数料 | 売買価格が400万円を超える場合「(売買代金×3%+6万円)+消費税」で計算するのが一般的 |
これらの諸費用は、住宅の価格や売買の相手、ローンの額などによって変わるため、事前に不動産会社などに確認しておきましょう。
リノベーション費用
中古住宅のリノベーション費用は、工事の規模や内容、建物の状態によって大きく異なります。建物全体の大規模リノベーションをする場合は、1,000万円以上かかることも珍しくありません。
住宅のスペースごとに、目安となる費用を確認していきましょう。
水回り
水回りのリノベーションでは、安全や快適さのために設備の取替え、間取りの変更などを行います。たとえば、中古住宅にありがちな在来工法の古いお風呂などは、水漏れの可能性があり、放っておくと土台が傷んで危険です。
また、近年は省エネタイプの機器が多いため、水回り機器や照明などを交換することで節約につながります。各リノベーションの目安は以下のとおりです。
- キッチン:50万~
- 浴室:50万~
- トイレ:20万~
- 洗面所:20万~
内装
内装のリノベーションでは、一般的に部屋の内側のデザインや間取りを変更しますが、場合によっては壁の中の配線を変えることもあります。
費用の目安は以下のとおりです。
- クロス・畳の張り替え:5万~
- 床のリフォーム:10万~
- 部屋間仕切り:10万円~
- 和室から洋室への変更:40万円~
- 配線工事:5万円~
- 収納の新設:10万円~
- LDKの拡張:~100万円
外壁
外壁のリノベーションでは、再塗装のほか、サイディングの張り替えなどを行います。費用は、施工範囲や材質によって変わり、機能性が高く工数が多いほど高額になりがちです。
- 塗装:50万円~(光触媒塗料の場合はおよそ倍)
- サイディングの張り替え:150万円~
- 外壁の重ね張り:150万円前後~
一般的に、家全体の外壁を変える場合は、200万円以上になることもあります。
リノベーション費用がかさむ要因
中古住宅のリノベーションは、費用がかさみがちです。安い住宅を買ったものの、修繕に多額の費用が必要になることも珍しくありません。
安いからと勢いで購入しないよう、のちのち費用がかさむ要因を把握しておきましょう。
住宅が古い
築年数が古い住宅では、柱や梁、床、壁などの劣化が進んでいる可能性が高く、解体してみないと実際の状態が分からないケースも少なくありません。
たとえば、シロアリ被害や腐食が進行していると、補修に追加の費用が発生します。基礎や構造部分が傷んでいる場合は、安全性を確保するために大規模な補強工事が必要です。
また、築30年以上の住宅は旧耐震基準で建てられていることが多く、リノベーション時には耐震補強を求められるケースもあります。耐震改修には、一般的に100万〜300万円程度の費用が必要です。
水回りの移動が必要
キッチン、浴室、トイレなどの水回りを移動させると、配管や床下工事が必要になり、リノベーション費用が大幅に増加します。
水回りの移動には、給水・排水管を新しく引き直す工事が必要で、配管の距離が長くなるほど高額になります。たとえば、キッチンの位置を変えるといった場合は配管の延長が必要になるため、30万~100万円程度の費用が発生するのが一般的です。
とくに、マンションの場合は床下に配管を通すスペースが限られているため、床を大幅に上げる工事が必要になり、100万円以上かかることもあります。
さらに、水回りを移動することで電気やガス工事が必要になるケースも多く、場合によっては配線の変更や給湯設備の設置も検討しなければなりません。
予想外の修繕費が発生する
リノベーションでは、作業を始めてからの劣化や損傷の発見は、リノベーション費用を大幅に押し上げる原因になるので注意が必要です。
たとえば、以下のようなケースが考えられます。
- 想定以上のシロアリ被害で、柱や土台の補強に100万円近い追加費用
- 電気配線やガス管が劣化しており、交換工事に50万円かかる
- 耐震性不足が発覚し補強工事に200万円の費用が発生
これらの例のように、リノベーションでは当初の見積もりに含まれていなかった修繕費が発生しがちです。そのため、リノベーション費用の20%程度を予備費として確保しておくといった工夫が必要になります。
中古住宅をリノベするならトレーラーハウスという選択肢もアリ
住宅購入費を抑えるために中古住宅を購入してリノベーションを検討しているのであれば、トレーラーハウスという選択もおすすめです。
トレーラーハウスのメリット
中古住宅のリノベーションを考えているなら、トレーラーハウスという選択肢も魅力的です。ここまでお伝えしたように、中古住宅のリノベーションでは、想定外の修繕費でトータルコストが膨らむ可能性があります。
一方、トレーラーハウスであれば、新品であっても本体価格が500万〜1,000万円程度で入手できる点が魅力です。また、一般的な住宅とは異なり、土地に固定しなければ、固定資産税の対象にもなりません。
さらに、移動が可能なため、ライフスタイルの変化に柔軟に対応できる点も利点と言えます。
トレーラーハウス購入の注意点
トレーラーハウスを購入する場合、設置場所の確保と法的規制の確認が必須です。
たとえば、多くの場合、トレーラーハウスは車両として設置できますが、自治体によっては建築物とみなされることもあります。これにより、固定資産税の有無や設置条件が変わるため、事前に確認しておきましょう。
また、ライフラインの接続が別途必要となるため、土地の状況によっては追加の工事費用がかかる場合があります。このほか、基本的に住宅ローンの対象外になるため、現金購入や自動車ローンの利用などを検討しなければなりません。
トレーラーハウスを検討するならプロに相談
トレーラーハウスを検討するなら、施工実績のある専門業者に相談・依頼するのがおすすめです。
一般的な住宅と違い、トレーラーハウスは法規制や設置条件が複雑で、自治体ごとに対応などが異なります。そのため、適切な設置場所の確保やライフラインの整備、法的な確認を専門家に任せることで、スムーズな導入が可能です。
また、具体的な見積もりを出してもらえば、中古住宅のリノベーションと比較したコストシミュレーションができ、最適な選択肢を見極められます。このほか、アフターサポートがある業者を選ぶことで、より長期的なメリットを最大化できるでしょう。
トレーラーハウスを検討してみよう
中古住宅のリノベーションは、購入費を抑えつつ自由にカスタマイズできる魅力がありますが、建物が古いほど予算外の出費が発生しがちです。
トレーラーハウスであれば、低コストながらカスタマイズ性も申し分なく、予算オーバーする心配もほぼありません。専門業者に相談することで、メリットやトータルコストが明らかになるため、どちらが自分に適しているか検討するとよいでしょう。
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