トレーラーハウスのサイズ事情!おすすめの大きさはどれくらい?
トレーラーハウスを購入する際、慎重に決めなければならないのがサイズです。
実はトレーラーハウスにも様々なサイズがあり、小さいタイプと大きいタイプを比べてみると明らかに差があります。そのため、使用用途によって適切なサイズも違ってくるでしょう。
今回はトレーラーハウスのサイズに関わるルールや、使用用途別のおすすめサイズを解説します。どのようなトレーラーハウスを購入するか検討している方は参考にしてみてください。
Contents
トレーラーハウスのサイズは決まっている?
冒頭でも述べた通り、トレーラーハウスには様々なサイズがあります。厳格に制限が設けられているわけでもないので、ある程度自由にオーダーできると理解していただいて問題ありません。
小型タイプだと本当に物置程度の大きさしかないものもあります。全長が12m程度になると一般的には大型に分類されますが、中にはそれ以上のトレーラーハウスも。
HCTの場合、シャーシ部分の長さが4m〜11m(Aフレームを含めると5m~12m)、建築部分の全幅2.5m〜3.5mのトレーラ―ハウスを取り揃えており、お好きなサイズを選んでいただくことが可能です。
トレーラーハウスのサイズに関わる保安基準第2条
サイズに絡めて、トレーラーハウスに関わる保安基準について解説いたします。
- 全長:12.0m
- 全幅:2.5m
- 全高:3.8m
保安基準第2条によって、上記のサイズに収まる場合とそうでない場合とで、トレーラーハウスの扱いは大きく異なります。コストにも関わることなので、具体的にどのような違いがあるのか把握しておきましょう。
保安基準第2条の制限に収まる場合
まず上記のサイズに収まる場合、そのトレーラーハウスは一般車両として扱われることになり、通常の乗用車と変わりません。価格は異なりますが、自動車税や重量税など、実際に課される税金の項目は同じです。
もちろん車検も受けることができます。実際に移動する際はけん引車が必要ですが、購入手続き自体は意外にも普通の自動車を所有するのと大差はありません。
保安基準第2条の制限を超える場合
もし既定のサイズを上回ってしまうと、特殊車両として扱われることになります。
車検を受けることができず、そのままだと公道を走行することができません。そのため、基準緩和申請や特殊車両通行許可申請といった手続きをする必要があり、移動させるだけでも一苦労です。
移動費用も大きく変わるため、流通しているトレーラーハウスは制限に収まるサイズであることがほとんどです。
ちなみに、全長・全幅・全高のいずれか1つでも超えてしまうと特殊車両扱いとなることを覚えておきましょう。
トレーラーハウスに関わるその他の法的基準
トレーラーハウスには、サイズ以外にも多くの法的基準が関わってくることを覚えておきましょう。例として以下のような要件を満たす必要があります。
- 随時かつ任意に移動できる状態である
- 移動を阻害する障害物がない
- 公道から設置場所まで移動するのに十分なスペースがある
他にも要件はありますが、いずれか1つでも違反すると違法建築物として扱われてしまう可能性があります。車両ではなくなり、維持費も変わってくるため、くれぐれも違反しないように注意しましょう。
使用用途別おすすめのサイズを解説
HCTではシャーシの長さが4m〜11mの範囲で1mごとに好きなサイズを選択していただきます。しかし、長さだけで聞いても実際にどれほどのサイズが適切なのかイメージしづらいと思うので、使用用途別におすすめのサイズを解説いたします。
- 書斎・趣味部屋:4m~
- カフェなどの店舗:8m~
- オフィス・会議室:10m~
- 宿泊施設:10m~
書斎・趣味部屋:4m~
個人利用の書斎や趣味部屋として利用する場合、全長が4m以上のトレーラーハウスを推奨します。
全長4m幅3.5mの場合、実際の部屋の広さは6畳強程度。一般住宅の個室と同じくらいのサイズということになります。
ある程度家具も設置できて、収納スペースを作ることも可能。トレーラーハウスとしてはコンパクトなサイズ感ですが、1人で過ごすには十分でしょう。
カフェなどの店舗:8m~
カフェなどの店舗として利用する場合、最低限必要な設備としては以下のものが挙げられます。
- 客席(テーブル席やカウンター席)
- キッチン・作業スペース
- トイレ
どの程度の設備を設置するかによりますが、サイズとしては少し大きめの8mがおすすめです。スタッフ1人で運営するようなコンパクトなカフェであればこの程度のサイズが適切でしょう。
もちろん大きければ大きいほど、一度に多くのお客様を迎え入れることができます。サイズの大きいトレーラーハウスを選ぶほか、屋上テラスやウッドデッキを設置するといった選択肢もあります。
オフィス・会議室:10m~
複数人で作業するようなオフィスや会議室として利用する場合は、10m以上のトレーラーハウスがおすすめです。
大きめのインテリアも問題なく入り、収納スペースや給湯室、トイレを設置してもある程度余裕があります。特にオフィスはその場に長時間滞在することが想定されるため、ストレスを感じないように広めのスペースを確保しておくことが望ましいです。
宿泊施設:10m~
キャンプ場などの宿泊施設として利用する場合も、複数人で利用されることが想定されるため、10m以上の大きいトレーラーハウスが良いでしょう。既にトレーラーハウスを取り入れているキャンプ場なども、4人〜6人での宿泊を推奨している施設が多いです。
あるいは、サイズが異なるトレーラーハウスを複数台購入するという選択肢もあります。サイズが小さめのものから大きめのものまで取り揃え、人数に合わせて選べるようにすることでお客様も利用しやすくなります。
もっと広くしたい場合はどうすればいい?
トレーラーハウスはあくまで車両であるため、いくらサイズを選択できるとはいえ、1台のスペースには限界があります。また、法規制の関係で2階以上の設計にすることもできません。
それでは、もっと広くしたい場合にはどうすれば良いのでしょうか。
複数の部屋がほしいという声をいただく場合も多いですが、実はトレーラーハウスは複数台を併設することが可能です。2台、3台と並べることで、実現できる間取りは一気に幅が広がります。
こちらの居酒屋は3台のトレーラーハウスを活用して広いスペースを作り出した施工事例です。一見、トレーラーハウスの上に建っているとは思えない外観をしていますが、組み合わせ次第でこのように個性的な店舗にすることも可能です。
サイズが大きい分、内装も広々としています。お客様の人数に合った席に案内できるため、ゆっくりとくつろいでいただけることはもちろん、お店の回転率も上げることができます。
トレーラーハウスでも自由に間取りを設計できる
トレーラーハウスには様々なサイズがあるだけでなく、普通の建築物のように内装・外装を自由に設計できます。お客様のご要望にも細かく対応することが可能なため、ご希望があればなんなりとお申し付けください。
参考として、下記のページでHCTが提供しているトレーラーハウスのモデルプランをご確認ください。使用用途別に、サイズや必要費用などを具体的に掲載しています。
また、トレーラーハウスについての詳細な情報を知りたいという方には資料を送付させていただきます。実際にあった施工事例のほか、諸費用も解説いたしますので、興味があれば問い合わせフォームからお申し込みください。
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