中古トレーラーハウスの価格相場は?おすすめの購入先・注意点など
年々需要が高まっているトレーラーハウス。少し前まで国内ではほとんど知られていませんでしたが、購入を検討する方や、実際に所有している方は少しずつ増えてきています。
ただ、新車のトレーラーハウスの購入費用は安くても500万円程度と決して安くないため、中古を検討している方も多いでしょう。
そこで今回は、中古のトレーラーハウスの価格相場について解説いたします。事前に知っておくべき知識をお伝えしていくので、ぜひご覧ください。
Contents
トレーラーハウスと建築物の値下がり率は全く異なる
まず最初に知っておくべきことは、トレーラーハウスと通常の建築物の値下がり率は全く異なるということです。
というのも、中古市場に出回っているトレーラーハウスはまだまだ台数が少なく、需要に供給が追いついていない状況です。そのため、トレーラーハウスは一般的な住居ほど大幅に値下がりするわけではないということを理解しておきましょう。
ただし、そうはいっても中古のトレーラーハウスがおすすめできないわけではありません。
新車時からそこまで価格が落ちていなくても、そもそもトレーラーハウスには様々なメリットがあります。詳しくはこちらのコラムをご参照ください。
トレーラーハウスとは?費用や用途、メリット・デメリットを徹底解説!
日本でも徐々に普及が広がり、街中でも見かける機会が増えてきたトレーラーハウス。今回はトレーラーハウスとは一体どういうものなのか、メリットや活用方法など詳しく解説します。
トレーラーハウスの中古相場はどれくらい?
次に、トレーラーハウスの中古相場は具体的にどのくらいなのか解説していきます。
- サイズ:11m
- 年式:5年落ち
- 利用用途:住居
- 新車価格:1,000万円
例として、上記のような条件のトレーラーハウスの場合、大きな損傷や劣化などがないと仮定すると、中古相場は500万〜700万円程度です。
ただし、あくまで状態やオプションなどは1台1台異なり、市場の状況も常に変動します。一概にはいえないため、あくまで一例としてご参考ください。
中古トレーラーハウスの価格はどうやって決まる?
それでは、中古トレーラーハウスの価格がどうやって決まるのかを詳しく解説していきます。主な評価対象として挙げられるのは以下の項目です。
- サイズ
- 年式
- 状態
- オプション
- 車検の残り期間
- 販売地域
サイズ
重要項目の1つ目はサイズです。新車価格と同様に、中古でもサイズに比例してトレーラーハウスの販売価格は高くなる傾向があります。
ただ、1つの基準となるのは保安基準第2条で定められている以下のサイズです。
- 全長:12.0m未満
- 全幅:2.5m未満
- 全高:3.8m未満
上記のサイズを超えると、輸送に特種車両通行許可の取得が必要となるため、輸送費用が高くなる傾向があります。また、搬入経路も限られるため、大型サイズのトレーラーハウスを購入する際は注意が必要となります。
年式
建築物や自動車と同様ですが、当然のことながら、トレーラーハウスも新しいほどその価値は高くなります。日本でトレーラーハウスが普及し出してからまだ日が浅いため、実際に市場に出回っているトレーラーハウスの年式にそこまでの違いはありませんが、価格には少なからず差があるでしょう。
状態
同じ年式であっても、状態が良ければそれだけ価格も高くなります。反対に、価格が高いということはそれだけきれいなトレーラーハウスである可能性が高いため、単純に高いというだけで不用意に候補から外してしまわないようにしましょう。
また、中古トレーラーハウスは目に見えにくいシャーシ部分の状態も大切です。実物を見る時は、細かい部分までしっかりとチェックすることをおすすめします。
オプション
オプションの数や種類によってもトレーラーハウスの価格は変動します。キッチンやトイレなど、設備が充実したトレーラーハウスを希望する際は相応の予算を用意しておきましょう。
ただ、例えば同じキッチン付きのトレーラーハウスであっても、そのキッチンのグレードや性能によって価格は変わります。設備までこだわりたい方はオプションの詳細を販売元に確認するようにしましょう。
車検の残り期間
サイズによって異なりますが、国内で出回っているトレーラーハウスの中にはナンバーが付いており、車検切れの状態のトレーラーハウスは、名義変更や公道を走行する際に車検を更新する必要があります。
その際、自動車重量税や自賠責保険料といった法定費用を支払う必要がありますが、そうなると車検の残り期間が長い方がお得であり、価値が高いということになりますよね。
そのため、総額と比較するとそこまで大きな割合ではないものの、車検の残り期間によって微妙に差額が生まれる場合があります。
販売地域
販売元の地域によっても少なからず中古相場は異なります。
自由に移動することが可能で、買い取り手の幅が広いという点がトレーラーハウスの魅力ですが、そうはいっても距離があるほど高額な輸送費用が発生します。需要と供給のバランスによって、販売元がどこにあるかで相場が変動することは珍しくありません。
中古トレーラーハウスの価格交渉は可能?
「中古のトレーラーハウスを購入する際、価格交渉をすることはできるのか」という疑問をお持ちの方は少なくないでしょう。
住居でも自動車でも、購入時に価格交渉が発生することは珍しくありませんが、トレーラーハウスも同様です。わずかに予算を超えているというような場合は販売元に尋ねてみると良いでしょう。
ただ、交渉に応じてくれるかは販売元によって異なります。業者か個人かによっても異なるため、話を持ちかける前にある程度の信頼関係を築いておくことが望ましいです。
中古トレーラーハウスはどこで買うのがおすすめ?
ちなみに中古のトレーラーハウスはどこで購入するのが良いのでしょうか。主な入手経路としては以下のような選択肢が挙げられます。
- トレーラーハウス専門業者
- ネットオークション
- 個人間の取り引きサービス
トレーラーハウス専門業者
最もおすすめなのはトレーラーハウスの専門業者から購入することです。
専門家に問い合わせるのはハードルが高いように感じられるかもしれませんが、以下のようなメリットがあります。
- 適切な価格で購入できる
- 購入手続きを代行してくれる
- トラブルが起きる可能性が低い
納得できる価格で購入できるだけでなく、その後安心してトレーラーハウスで生活するためには、専門業者から購入することが望ましいです。
ネットオークション
ネットオークションにも多くのトレーラーハウスが出回っています。出品者は様々で、個人である場合も、業者である場合もあります。
相場より安く購入できる可能性があるのがネットオークションの魅力ですが、購入前にそのトレーラーハウスの詳細を念入りにチェックすることを欠かさないようにしましょう。いくら安くても、後々トラブルが発生する恐れがあります。
個人間の取り引きサービス
オークションではなく、指定した価格で取り引きを行うサービスも年々普及してきています。ネットオークションと仕組みは異なりますが、大まかなメリットとデメリットはそこまで変わりません。
何かトラブルが発生して、責任問題に発展しないためにも、購入前の確認や販売元との情報共有を欠かさないようにしましょう。
個人間で取り引きする際の注意点
最後に個人間で取り引きを行う際の注意点をお伝えします。
細かいことまで挙げるとキリがありませんが、必ず確認しておくべきことは以下の2点です。
- 設置予定場所の地面の耐久性
- 輸送ルート
もし上記のどちらか1つだけでも満たせていないと、そもそもトレーラーハウスを購入、設置することができません。業者から購入する際はその業者が調査してくれますが、個人間で取り引きする際は注意が必要です。
トレーラーハウスのことならHCTにお問い合わせください
中古トレーラーハウスについて解説しましたが、文中に解説したように、多くの注意点があります。
購入するにあたり、十分な知識を身に付けておくことが望ましいため、もし疑問や不安がある方はHCTにお問い合わせください。
お客様のご希望に応じて、専門家として適切にアドバイス、ご提案をさせていただきます。
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