自宅でピラティススタジオを開業しよう!必要な準備や資金、注意点について解説
自宅でピラティススタジオを開業しよう!必要な準備や資金、注意点について解説
近年、女性を中心に人気が高まりつつあるピラティス。心と身体のバランスを整え、姿勢改善や腰痛・肩こりの緩和など多くの効果が期待できるエクササイズとして、多くの人から支持されています。
そんなピラティスの魅力にハマり、ピラティススタジオを開きたいと考えている方も多いと思います。その中には、初期費用やランニングコストを抑えるために自宅でのピラティススタジオを開業したいと検討している方もいるでしょう。
今回は、自宅でピラティススタジオを開業するために必要な準備や資金、注意点などを詳しく解説します。
Contents
ピラティススタジオの開業に必要な準備
はじめに、ピラティススタジオを開業するために必要な資格や備品、資金について解説します。
必要な資格
2024年11月現在、ピラティススタジオを開業する際に、法的に必須とされる資格はありません。ただし、開業届は提出しなければなりません。
さらに、ピラティスの知識や技術を示すために、資格を取得しておくことが一般的です。資格があることで、指導者としての信頼性を高められ、集客にも有利に働きます。
ピラティスに関する主な資格には、以下のようなものがあります。
- BASIピラティス:国際的な認知度も高く、業界の基準となる資格
- STOTTピラティス:最新の運動科学やリハビリテーションの知見を取り入れた資格
- PEAKピラティス:哲学と伝統を重視しつつ、現代的な指導法が身につく資格
- PHIピラティス:機能解剖学、運動学に基づいた指導法が身につく資格
ピラティスの資格を取得するには、ライセンススクールに通ったり、オンラインレッスンを受けたりして、認定試験に合格する必要があります。受講にはお金と時間がかかるため、計画的に資格取得に向けて行動しましょう。
必要な備品
ピラティスには、大きく分けると「マットピラティス」と「マシンピラティス」の2種類があります。自宅開業の場合、マットピラティスを選択する方が多いと思いますが、家庭用のピラティスマシンもあるため、それぞれの場合で必要になる備品を以下にまとめます。
マットピラティスに必要な備品
マットピラティスは、比較的少ない設備でスタートすることが可能です。小スペースでも運営できるため、初期投資を抑えられます。
備品名 | 概要 | 参考価格(1個あたり) |
ピラティスマット | エクササイズ用のクッション性のあるマット | 約5,000円~10,000円 |
補助器具 | ボール、リング、バンドなどエクササイズをサポートする器具 | 各約2,000円~5,000円 |
ミラー | 姿勢や動きを確認するための壁掛けミラー | 約10,000円~30,000円 |
音響機器 | リラクゼーション用の音楽再生機器 | 約10,000円~50,000円 |
収納棚 | 備品やタオルを収納する棚 | 約10,000円~50,000円 |
フロア材 | 滑りにくく衝撃吸収性のあるフロアマット | 約5,000円~20,000円/㎡ |
マシンピラティスに必要な備品
マシンピラティスには、専用マシンが必要になるため初期費用が高くなりますが、幅広いエクササイズを提供できます。
備品名 | 概要 | 参考価格(1個あたり) |
リフォーマー | ピラティス専用マシン | 約100,000円~300,000円 |
キャデラック | 上半身のエクササイズに使用する器具 | 約300,000円~500,000円 |
ワンダチェア | 下半身や体幹強化に使用する器具 | 約200,000円~400,000円 |
バレル | 脊柱の柔軟性向上と姿勢改善に用いる器具 | 約10,000円~50,000円 |
ミラー | 姿勢や動きを確認するための壁掛けミラー | 約10,000円~30,000円 |
音響設備 | リラクゼーション用の音楽再生機器 | 約10,000円~50,000円 |
収納棚 | 備品やタオルを収納する棚 | 約10,000円~50,000円 |
上記の全て器具を揃える必要はなく、提供するエクササイズやプログラムに合わせて必要な器具を購入しましょう。
必要な資金
自宅でピラティススタジオを開業するために必要な資金は、購入する備品の種類や購入数によって大きく異なります。マットピラティスとマシンピラティスのどちらにするのか、どれくらいの人数分の備品を用意するのかで必要な資金が変わってくるので、状況に合わせて見積もる必要があります。
備品の購入費以外には、ピラティス教室を開催する部屋の準備費用、集客のための広告費などが必要になってくるでしょう。備品購入費以外には、およそ100~200万円ほど用意しておくと安心です。
自宅でピラティススタジオを開業する流れ
自宅でピラティススタジオを開業する際の大まかな流れは、以下の通りです。
- コンセプト・業態の決定
- 資金計画の作成
- 開業届の提出
- 必要な資格の取得(未取得の場合)
- スタジオ・備品準備
- プロモーション活動の実施
- オープン・運営
まずは、スタジオのコンセプトや提供するサービス、業態や規模、開催頻度などのビジネスの方針を決めましょう。そして必要になる費用を計算し、資金計画を立てます。自己資産で賄えない場合、金融機関から融資を受けて資金を調達しましょう。
資金の準備ができたら、開業に向けて本格的に準備を始めます。まずは開業届を提出し、資格を持っていない場合はスタジオのコンセプトに適した資格を取得しましょう。それと同時に、必要になる備品の購入やスタジオの準備を進めます。
オープンに向けた準備が進んできたら、集客するためのプロモーション活動を開始します。ホームページや公式SNSの開設、チラシ作成など、様々な方法で認知拡大を図りましょう。
全ての準備が整ったら、いよいよピラティススタジオをオープンします。オープン後は、継続的な改善を繰り返すことが重要です。
自宅でピラティススタジオを開業する際の注意点
自宅でピラティススタジオを開業する際は、以下の点に注意しなければなりません。
- 適切な設備とスペースを確保する
- 近隣住民へ配慮する
- 仕事とプライベートが混在しないようにする
適切な設備とスペースを確保する
ピラティスは身体を動かすエクササイズをするため、安全に動けるように十分なスペースを確保することが重要です。狭いスペースでは、お客様が窮屈に感じたり、接触したりして満足にレッスンに集中できなくなるでしょう。
マシンピラティスの場合は特に、マシンや備品を適切に配置するために広いスペースが求められます。ピラティススタジオとして使用する予定の部屋に合わせて、適切なキャパシティを設定しましょう。
近隣住民へ配慮する
ピラティスのレッスン中は、リラックスするために音楽をかけたり、マシンの使用音が発生したりします。その音が近隣住民の方にとって騒音にならないように、十分注意しなければなりません。
また、車で通うお客様がいる場合、駐車場を確保していなければ路上駐車やはみ出し駐車をしてしまい、近隣の交通環境に影響を及ぼしてしまう可能性があります。
防音対策や駐車場の確保、近隣住民への説明など、事前の対策を施しておきましょう。
仕事とプライベートが混在しないようにする
仕事とプライベートが混在すると、家族にストレスを与えてしまったり、お客様がレッスンに集中できなくなったりする可能性があります。そうなれば、家族とお客様の両方から不満が募り、適切なスタジオ運営が難しくなってしまうでしょう。
仕事とプライベートが混在しないようにするためには、スタジオ運営のルールを明確に定め、家族とお客様両者に丁寧に説明して理解を得ることが大切です。さらに、予約管理システムを導入してレッスン時間や人数をコントロールしたり、スタジオとプライベート空間を明確に分けたりして、仕事とプライベートが混在しないように工夫しましょう。
ピラティススタジオの自宅開業にはトレーラーハウスがおすすめ
トレーラーハウスを自宅で開業することには、初期費用を抑えられる、自身のライフスタイルに合わせて柔軟な働き方ができるというメリットがあります。その一方で、家族やお客様に迷惑をかけてしまう可能性があったり、適切なスペースを確保することが難しかったりすることも考えられるでしょう。
場合によっては、自宅をリフォームする必要もあるかもしれません。
そこで、ピラティススタジオを自宅開業したい方におすすめなのが、トレーラーハウスをピラティススタジオとして導入することです。トレーラーハウスは、十分な広さがありながら、建築物ではなく車両として扱われるため、建ぺい率や容積率を気にすることなく自宅の敷地に設置することが可能です。
自宅の敷地にトレーラーハウスを設置し、そこを専用のスタジオとして利用すれば完全にスタジオとプライベート空間を分け、家族やお客様に迷惑をかけずに運営できます。事業として利用する場合、4年間で減価償却することができるので節税効果も高く、移動や売却も容易なので、少ないリスクで導入できるでしょう。
固定資産税が不要なので、ランニングコストも安く抑えられます。自宅の一画を利用してピラティススタジオを運営することが難しい場合、トレーラーハウスの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
自宅でピラティススタジオを開業しよう
自宅でピラティススタジオを開業する際に必要な準備や流れ、注意点について解説しました。
適切なスペースや備品の確保、近隣住民への配慮など、いくつか注意しなければならない点はありますが、その分コストを抑えて運営できたりライフスタイルに合わせて働けたりと様々なメリットもあります。
自宅の一画をピラティススタジオとして利用することが難しい場合、トレーラーハウスを導入することも有効な手段の1つです。スタジオとプライベート空間を完全に分けることで、家族やお客様に迷惑をかけるリスクを回避して、適切な運営ができるでしょう。
HCTトレーラーハウスは、トレーラーハウスの製造・販売を行っております。ピラティススタジオとして利用するのに最適な間取りや内装をご提案することが可能なので、ぜひお気軽にご相談ください。
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