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トレーラーハウスで住民票は取得できる?注意点や手続きの流れも解説

トレーラーハウスを住居として利用するためには、トレーラーハウスを設置している土地で住民登録をして住民票を取得する必要があります。しかし、移動できるトレーラーハウスでは住民票を取得することができるのでしょうか。

今回のコラムでは、トレーラーハウスでも住民票を取得することができるのか解説します。住民票を取得する際の注意点や手続きの流れも紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

トレーラーハウスも住民票を取得できる!

トレーラーハウスは建築物ではなく、車両として扱われます。しかし、トレーラーハウスであっても通常の住宅と同じように住民票を取得することが可能です。

住民票を取得する際は、トレーラーハウスを設置する土地が自身の所有地、または賃借地であることが前提です。つまり、設置する土地に対して自身が何らかの権利を有していることが条件となります。

さらに、住民票が取得できるのは、ある程度の期間その場所に定住することが前提です。定住する予定の期間が短ければ、住民登録が認められない場合もあるでしょう。

住民登録する場合は、必ず管轄の自治体に確認するようにしてください。

番地がない土地でも住民票を取得できる?

トレーラーハウスは建築物ではなく、車両として扱われるため設置できる土地の幅が広いというメリットがあります。通常の住宅を建築することができない市街化調整区域にも設置することができますが、その土地に番地がついていないこともあるでしょう。

番地がついていない住所に住民登録をしたい場合、「住居番号設置申請書」という書類を記載して、自治体に提出しなければなりません。住居番号設置申請が認可されると、その土地に番地が与えられます。

設置する土地に番地が与えられたら、住民登録を申請して住民票を取得することができます。住民番号設置申請書は自治体によってフォーマットが異なるので、管轄の役所に行って申請書をもらいましょう。

トレーラーハウスで住民票を取得しないとどうなる?

生活の拠点をトレーラーハウスに移したとしても、住民票を移していないと以下の様な不便が生じる可能性があります。

  • 運転免許証の更新ができない
  • 行政サービスを受けることができない
  • 5万円以下の過料を課される

運転免許証の更新ができない

運転免許証の更新は、住民登録している土地でなければ手続きをすることができません。運転免許証に記載されている住所をトレーラーハウスの住所にしようと思っても、住民登録されていない住所に変更することは不可能です。

免許の更新期限が迫っている場合は、住民登録している土地の免許センターや警察署で更新の手続きを行う必要があります。住民登録をしている場所と、トレーラーハウスを設置している場所が遠く離れているのであれば、わざわざ帰省しなければならないため、住民票を移した方が良いでしょう。

行政サービスを受けることができない

住民票を移していない場合、その自治体が行っている各種行政サービスを受けることができません。各種証明書の発行手続きができなかったり、選挙権が行使できなかったりと何かと不便なことがあるでしょう。

自治体によっては、独自の補助金給付制度を設けているところもあります。引越し補助金や結婚補助金、子育て補助金などの自治体による補助金を受給するためには、その土地に住民登録をしていなければいけません。

トレーラーハウスを設置している自治体で行政サービスを受けたいのであれば、住民票を移しましょう。

5万円以下の過料を課される

住民票は原則引越しから14日以内に移さなければなりません。正当な理由なく住民票を移さなかった場合、5万円以下の過料を課される可能性があります。

実際に過料が請求されたケースは多くありませんが、法律で定められている以上、違反してしまえば違法行為とみなされます。何かと不便なことも多くなるので、トレーラーハウスで住民票を取得する場合は、できるだけ速やかに手続きをしましょう。

トレーラーハウスで住民票の取得が不要なケース

トレーラーハウスで住民票を取得しない場合、様々な不便が生じることを説明しました。しかし、以下のようなケースでは、住民票を移さなくても罰則がありません。

  • 定住期間が1年未満とわかっている場合
  • 実家とトレーラーハウス半々で住んでいる

定住期間が1年未満とわかっている

トレーラーハウスを設置してその土地に定住する期間が1年未満だということがすでに決まっているのであれば、住民登録をする必要がありません。これはトレーラーハウスだからというものではなく、一般的な住居の場合も同様で、新住所に住むのが一時的である場合は住民票を移す必要がないと定められています。

  • 1年間だけトレーラーハウスで生活する
  • 1年後には別の土地に移動することが決まっている

上記のような場合は、トレーラーハウスを設置する住所に住民票を移さなくても問題ありません。しかし、生活の拠点を完全にトレーラーハウスにする場合は、住民票を移した方が無難でしょう。

実家とトレーラーハウス半々で住んでいる

生活の拠点を完全にトレーラーハウスに移さず、実家と半々で生活する場合、トレーラーハウスで住民票を取得する必要はありません。2つ以上の生活拠点がある場合は、生活環境が充実している住所で住民票を持っている方が良いでしょう。

ただし、実家とトレーラーハウス半々で生活している場合でも、トレーラーハウスに住民票を移すことができます。その場合、実家の住民登録は消失するので注意が必要です。

公的な通知は住民票に登録されている住所に届きます。各種証明証書を発行したり、運転免許証の更新したりするのは、住民票のある土地でしかできません。住民票がどちらにあれば便利か検討して、移すか移さないか決めると良いでしょう。

トレーラーハウスで住民票を取得するまでの流れ

トレーラーハウスを購入してから、住居として利用するために住民票を取得するまでの流れをご紹介します。HCTの施工の進め方は、以下の通りです。

  1. 設置場所を準備
  2. シャーシを運搬
  3. 現地で住居部分を施工
  4. ライフラインを接続
  5. 住居として住民票を取得

設置場所を準備

トレーラーハウスを設置する土地はお客様に取得していただきます。その土地に安定してトレーラーハウスを設置するためには、地盤を調査・改良しなければなりません。

地盤が問題ないと判断された場合、トレーラーハウスを設置できるように整地します。水平に設置する必要があるため、砂利やコンクリート、アスファルトで舗装することが一般的です。

シャーシを運搬

設置する土地の準備が完了すれば、その土地にシャーシのみを運搬します。この時点では住居部分はありません。

公道を走行するためにナンバーも取得します。特殊車両に該当しない大きさなので、特別な手続きや申請料金は発生しません。運搬費用に関しては、以下の表を参照してください。

HCT 平均価格
基本料金 50,000円
輸送料金 ~50km 100,000円 50,000円
~100km 120,000円 100,000円
~150km 140,000円 150,000円
~200km 160,000円 200,000円
~250km 180,000円 250,000円
~300km 200,000円 300,000円
~350km 220,000円 350,000円
~400km 240,000円 400,000円
特殊車両通行許可申請料金 40,000円 40,000円

※シャーシと牽引車の全長を合わせて12m以内の場合、特殊車両通許可申請料金は不要です。
※保安基準2条で定められた制限内のサイズのトレーラーハウスに限ります。

現地で住居部分を施工

シャーシを設置する土地まで運搬したら、住居部分は現地で施工します。住居部分を現地で施工することによって、特殊車両に該当することなく運搬でき、運搬中の振動によって住居部分が傷むこともありません。

住居部分は、工務店だからこそできる高度な建築技術で、一般住宅と変わらない耐久性を実現します。ウッドデッキや屋上デッキなどの施工も可能なため、複数業者に依頼することなく完成させることができます。

ライフラインを接続

住居部分の施工が完了したら、ライフラインの接続を行います。電気・ガス・水道・インターネット回線などのライフラインを接続することが可能です。

ライフラインの接続には細かなルールが定められており、間違った施工方法で接続してしまうと違法建築物に該当してしまうリスクがあります。HCTでは法律を遵守した、正しい施工方法でライフラインを接続するため、安心してお任せください。

住居として住民票を取得

全ての工事が完了しましたら、お客様へ引き渡しとなります。住居として利用される場合、引越して14日以内に住民登録変更の手続きをして、住民票を取得してください。

住民登録を変更する際は、旧住所の自治体で転出届を提出する必要があります。手続き完了後に「転出証明書」が発行されるので、転出証明書と運転免許証やマイナンバーなどの本人確認書類を持って、新住所の役所で転入手続きを行いましょう。

住民票を取得して快適なトレーラーハウス生活を

トレーラーハウスで住民票を取得する条件や注意点、手続きの流れを解説しました。

トレーラーハウスを生活の本拠地とするのであれば、必ず住民票を取得しましょう。引越しして14日以内に手続きをしなければ過料を課される可能性があるため、なるべく早めに手続きを済ませる必要があります。

HCTトレーラーハウスでは、トレーラーハウスの販売・施工を承っております。トレーラーハウスに関する様々な疑問にもお答えしますので、お気軽にお問い合わせください。

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この記事を書いた人

HCT編集部 秋田森童

HCT編集部 秋田森童

愛知県名古屋市を拠点に、トレーラーハウスのデザイン・設計・製造・販売を手掛けるHCTの秋田です。トレーラーハウスの魅力や気になる疑問、活用方法などを日々発信しています!皆様のお役に立てるような有益な情報を発信していくので、ぜひこの記事を通じて、新しいライフスタイルの一つとしてトレーラーハウスに関心を持っていただければ幸いです。

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