トレーラーハウスでネイルサロンを開業するメリットと費用の目安を解説!
トレーラーハウスは、ネイルサロンの開業にあたって検討したい店舗形態の一つです。ネイルサロンの開業にあたっては多額の費用が必要になりますが、トレーラーハウスを活用すれば、コストを抑えることも可能です。
そこで今回は、トレーラーハウスを活用してネイルサロンを開業するメリットとデメリットのほか、費用の目安について解説します。トレーラーハウスのネイルサロンを成功させるポイントもまとめているので、あわせてチェックしてください。
コンテンツ
トレーラーハウスでネイルサロンを開業するメリット
トレーラーハウスでネイルサロンを開業すると、次のようなメリットがあります。
- 開業コストが抑えられる
- 希望の場所で開業しやすい
- 内装の制限が少ない
開業コストを抑えられる
トレーラーハウスでネイルサロンを開業する最大のメリットは、開業コストを大幅に抑えられる点です。通常の店舗を構える場合は、一般的に賃貸料や保証金、内装工事費など高額な初期費用がかかりますが、トレーラーハウスならこれらの費用を削減できます。
トレーラーハウスは中古での購入やリースも可能で、予算に合わせて選べるため、資金が限られている方でも開業しやすいのが魅力です。さらに、断熱材や太陽光発電の利用など、工夫次第で光熱費が安く済むため、ランニングコストを抑えて経営の安定も図れるでしょう。
希望の場所で開業しやすい
トレーラーハウスは移動が可能で、規制のある場所でも設置できる可能性が高いため、希望する場所で開業しやすい点が大きなメリットです。人通りの多い場所や観光地、住宅街など、ターゲットに合わせて最適な立地が選べるでしょう。
固定店舗では難しい地域での営業もできるため、他店との差別化や集客力の向上につなげることが可能です。また、地方自治体が支援しているような空き地利用のビジネスを活用するなど、出店場所を確保しやすい点もトレーラーハウスならではの強みです。
内装の制限が少ない
通常の賃貸物件と比べて内装の制限が少ないため、自分の好みに合わせて自由にデザインできるのが魅力です。また、基本的に長方形のシンプルな形なので、柱などの形状が内装に制限をかける心配もありません。
一般の店舗では、オーナーの意向や建物の規則により改装に制約がある場合があります。しかし、購入したトレーラーハウスであれば、レイアウトやインテリアはすべて自由です。そのため、サロンの雰囲気やトレンド、顧客の要望に合わせた柔軟な空間づくりが可能になります。
トレーラーハウスでネイルサロンを開業するデメリット
一方で、トレーラーハウスには次のようなデメリットもあります。
- スペースが限られる
- 快適にするためには費用がかかることもある
内装や予算についてしっかり計画を立てて準備しなければ、経営に悪影響を与えかねないため注意が必要です。
スペースが限られる
一般的な店舗と比べてトレーラーハウスは面積が狭いため、施術や待合、収納スペースの確保が難しくなります。とくに、複数のお客様を同時に施術したり、スタッフを増やしたりする場合には十分なスペースが確保できない可能性があります。
限られたスペースの中で快適な施術環境を作るためには、家具やインテリアの配置を工夫し、無駄を省いたレイアウトを心がけることが重要です。
移動には許可が必要なケースもある
トレーラーハウスは移動が可能なため、イベントへの出店や引っ越しなどもそのまま行えます。車検付きのトレーラーハウスであればナンバープレートが交付されるので、公道を利用して移動が可能です。
ただし、大型トレーラーハウスの場合は、移動のために「特殊車両通行許可証」「基準緩和認定書」を取得しなければなりません。また、これらの取得には3か月程度かかるほか、走行の速度や時間にも制限があり、容易に移動させることは困難です。
ネイルサロンの運営方針を定め、移動の必要性を考慮してトレーラーハウスの種類を選ぶことが大切です。
【トレーラーハウス】ネイルサロン開業にかかる費用の目安
トレーラーハウスでネイルサロンを開業する際には、主に次の費用が必要になります。
- 購入費
- 内装費
- 設備費
- 施術道具費
購入費
トレーラーハウスの取得費用は、400万円〜1,000万円前後と幅があり、サイズや加工によってその費用は大きく変わります。
ただし、中古であれば300万円未満でも購入できるほか、ローンを組むことも可能なので、初期費用を抑えやすいのが特徴です。また、設置の仕方によっては固定資産税もかからないため、一般的な物件に比べてランニングコストを抑えることもできるでしょう。
内装費
トレーラーハウスはシンプルな構造のため、自由にカスタマイズでき、費用は20万円程度でおさまることもあれば100万円を超えるケースもあります。
ネイルサロンでは、お客様に心地よく過ごしてもらうため、壁紙や床材、照明などにこだわることが求められるでしょう。このほか、カーテンやパーテーションを使ってプライベートな空間を作る工夫も必要です。
ただし、内装にこだわればいくらでも費用がかけられてしまうため、しっかりと内装プランを立てて予算を組むことが大切です。
設備費
ネイルサロンとして活用する場合には、水回りや空調などの設備も欠かせません。電気工事では約10万円以上、給排水設備工事では30万円以上必要になるのが一般的です。
このほか、照明やエアコン、トイレ、決済システムなどを導入すれば、その都度費用がかかります。また、インフラ整備の際は、すべて手動で着脱できる構造にする必要があります。
配管などの固定によって建築物とみなされれば、コストが大きくなりかねません。そのため、トレーラーハウスにおけるインフラ整備は、知識のある専門業者に任せるのがおすすめです。
施術道具費
ネイルサロンの開業では、施術道具一式のほか、集塵機や施術テーブル、イスなどが必要になります。それぞれ品質やブランドによって費用が異なるため、予算に応じて選ぶとよいでしょう。
ただし、ジェルやアクリルパウダーは品質によって仕上がりに大きな差が出るため、信頼性の高いブランドを選ぶことが重要です。初期投資だけでなく、定期的な道具のメンテナンスや消耗品の補充も考慮し、予算を確保しておきましょう。
トレーラーハウスネイルサロンに必要な届出
トレーラーハウスでネイルサロンを開業する際には、基本的には開業届さえ出せば営業を始めることが可能です。ただし、国家資格を用いてマッサージやまつ毛エクステを行う際には、保健所への届出が必要になるため注意してください。
このほか、トレーラーハウスの設備や設置場所によっては、建築確認申請や防火対象物使用開始届出書の提出などが必要になります。自治体によって条件が変わることもあるため、自分で判断せず、専門家の意見を仰ぐことが大切です。
トレーラーハウスネイルサロンを成功させるポイント
トレーラーハウスは通常の店舗とは異なるユニークな雰囲気を持っているため、その特性を活かした独自のコンセプトを作ることが可能です。また、設置場所によって集客力が大きく変わるため、集客しやすい場所を選ぶことも大切なポイントです。
このほか、トレーラーハウスならではの雰囲気や、施術風景をSNSで発信することも有効でしょう。
ただし、最終的にサロンを成功させるために重要なのは、お客様に満足してもらえるサービスを提供することです。丁寧な施術はもちろん、お客様一人ひとりのニーズに合わせたデザインの提案や、心地よいコミュニケーションを心がけ、リピーターの獲得につなげましょう。
トレーラーハウスを活用してネイルサロンを開こう
ネイルサロンの開業にトレーラーハウスを活用すると、出店場所の選択肢が多く、話題性があるため集客しやすいといったメリットがあります。また、一般的な店舗よりもカスタマイズがしやすいので、外観やインテリアにこだわることができ、理想のネイルサロンを実現しやすいのが特徴です。
トレーラーハウスの取得方法によっては開業コストを抑えることも可能なので、中古の購入やローンの活用なども検討するとよいでしょう。
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