トレーラーハウスのよくあるトラブルとは?トラブルを回避するために重要なこと
トレーラーハウスの購入を検討しているけれど、何らかのトラブルに見舞われないか不安に思っている人もいるのではないでしょうか。どのようなリスクがあって、どうやって回避すれば良いかわからないという人もいるでしょう。
実際に、トレーラーハウスの購入や設置にあたって様々なトラブルが発生するリスクがあります。
今回は、トレーラーハウスのよくあるトラブルについて解説します。トラブルを回避する方法もご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
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トレーラーハウスの購入に関するトラブル
トレーラーハウスの購入時によくあるトラブルとして、以下の3つが挙げられます。
- 総額費用が想定より高額になる
- 納期が遅れる
総額費用が想定より高額になる
トレーラーハウスは、大きさや仕様にもよりますが一般的には通常の住宅と比べると低価格で購入できるという魅力があります。しかし、実際に見積もりを取ってみると想定していた以上に購入費用が高額になってしまうケースも。
「〇〇〇万円~」という記載があっても、その値段は内装や設備を何も計算していない状態で、しっかり内装工事も依頼した場合は大幅に金額が変わることもあるでしょう。予算を大きく上回ってしまい、そもそも購入を諦めてしまうという人もいます。
納期が遅れる
トレーラーハウスの工期が遅れ、納期に間に合わないというトラブルがあります。納期が遅れてしまうと、入居日や開業日を遅らせなければならないということも考えられます。
納期に間に合わないとわかった時点で連絡がくることが一般的ですが、完成間近で何らかのトラブルによって納期に間に合わないと連絡がくることもあるでしょう。心待ちにしていた場合、納期が遅れることによってショックを受けるかもしれません。
トレーラーハウスの運搬に関するトラブル
トレーラーハウスを設置場所まで運搬する際に考えられるのは、以下のようなトラブルです。
- 道幅が狭く設置場所まで運べない
- 輸送費が高額になる
- 輸送中の振動で傷がつく
道幅が狭く設置場所まで運べない
トレーラーハウスは自走できないため、けん引車によって設置場所まで運ばなければなりません。運ぶ際は公道を走行しなければなりませんが、トレーラーハウスの横幅や全長の関係で幅の狭い道路は通行できない可能性があります。
特に、住宅街や車通りの少ない地域は道幅が狭いケースが多く、希望している設置場所まで運搬できないかもしれません。設置場所までの通行ルートは、必ず事前に確認しておく必要があるでしょう。
輸送費が高額になる
トレーラーハウスを購入する場合は、設置場所までの輸送費も考慮しなければなりません。輸送費は依頼する業者によって異なるため、購入する前にしっかり確認しておきましょう。
また、トレーラーハウスのサイズによってはナンバーを取得できない特殊車両に該当することがあります。この場合、特殊車両通行許可の取得や基準緩和申請などの費用も別途必要になり、さらに輸送費が高額になります。
輸送中の振動で傷がつく
トレーラーハウスの輸送は細心の注意を払って行われますが、稀に輸送中の振動などによって傷ついてしまうことがあります。トレーラーハウスのシャーシには、サスペンションと呼ばれる振動を吸収するバネのようなものがないため、大きめの段差があると振動がダイレクトに居住部にも伝わってしまいます。
また、過去に例はありませんが、傾斜や強風などによって輸送中に横転してしまうことも考えられます。安全のためにも、天候に恵まれた日に輸送してもらうと良いでしょう。
トレーラーハウスの設置に関するトラブル
最後に、設置の際に考えられるトラブルを紹介します。
- 地面が安定せず傾く
- 台風等の強風で横転する
- 違法建築物に該当してしまう
地面が安定せず傾く
トレーラーハウスは建築物ではなく車両に該当するため、設置する際は基礎工事をする必要がありません。しかし、基礎工事がないということは地面が柔らかい場所にも設置することができてしまうということです。
しかし、トレーラーハウスは相当な重量があるため、柔らかい地面だと設置できたとしてもいずれ沈んで傾いてしまう可能性があります。傾いてくると、様々な欠陥に繋がるリスクがあり、最悪の場合住むことができなくなってしまうでしょう。
台風等の強風で横転する
トレーラーハウスは耐震性能に優れており、地震には強い構造だといわれています。理由としては、タイヤが着いているため地面の振動を吸収できることが挙げられます。
しかし、台風などの強風には弱いという性質があります。特に横から吹き付ける風に弱いため、台風が多い地域では転倒防止策が必須といえるでしょう。
違法建築物に該当してしまう
トレーラーハウスは、建築物ではなく車両として扱われます。しかし、それは随時かつ任意に移動することができるということが前提です。つまり、トレーラーハウスを自由に移動させられると認められる状況でなければ建築物とみなされ、違法建築物に該当してしまいます。
- 固定物が付属しており、移動に支障が出る
- ライフラインを簡単に切り離すことができない
- 設置場所から公道に出る道がない
- タイヤを取り外しており、他の場所に移動できない
具体的には、上記のようなケースが建築物とみなされる状態です。建築物に該当すれば、建築基準法が適用されて建築確認申請などの手続きが発生します。店舗として利用していれば、許可が降りるまで営業停止処分が出てしまう可能性があるでしょう。
トラブルを回避するためには?
これまで紹介してきたトラブルを回避するためには、以下のポイントを押さえてトレーラーハウスの購入を検討しましょう。
- 詳細な見積もりを提出してもらう
- 納期に余裕を持って発注する
- 輸送費や輸送ルートを念入りに確認する
- 居住部を現地施工する
- 地面を整地してから設置する
詳細な見積もりを提出してもらう
見積もりを依頼する際は、項目を細かく分けてもらいましょう。大まかな項目でしか記載されていなければ、どこにどれだけの金額がかかるのか詳細に把握することができません。
思っていたよりも総額費用が高い場合、無駄な予算を削りたいと考えるでしょう。見積もりの項目を細かく分けてもらえば、その中から無駄な予算を見つけることができ、予算を削ることができます。
納期に余裕を持って発注する
いつまでにトレーラーハウスが欲しいという明確な期日が決まっていれば、その期日から逆算して発注しましょう。その際は、業者が提示した納期+1ヵ月は余裕を持っておくと良いです。
例えば、6月1日までにトレーラーハウスが欲しいとして、業者から納期は3ヵ月と言われた場合は、4ヶ月前の2月1日までに発注して製造を進めてもらいましょう。
期日は決まっていなくても、トレーラーハウスの納期に合わせて入居や開業を考えている場合も同様に、納期+1ヵ月の余裕を持たせて入居日や開業日を設定すると良いです。
輸送費や輸送ルートを念入りに確認する
トレーラーハウスを発注する前に、輸送費や輸送ルートについて念入りに確認しましょう。
設置場所が決まっている場合、走行距離や輸送ルートもある程度決まってきます。トレーラーハウスのサイズによっては設置場所まで運べないという事態も考えられるため、トレーラーハウスを発注する前に確認しなければなりません。
輸送費も事前に確認しておくことで、発注した後に思っていたよりも高額だったという事態を回避することができるでしょう。
居住部を現地施工する
トレーラーハウスは、全て完成した状態で現地に輸送しなければならないという決まりはありません。HCTではシャーシのみを工場で製造、ナンバーを取得して現地まで輸送し、居住部は現地で施工して完成させます。
これにより、輸送中に傷つく心配がなく、綺麗な状態で納品できます。
地面を整地してから設置する
トレーラーハウスを水平な状態で設置するために、十分な強度のある地面に整地してから設置しましょう。
- 砂利の地面
- アスファルトの地面
- コンクリートの地面
上記の地面は、トレーラーハウスの設置に適している地面です。砂利の場合は粒が細かく転圧された地面にしましょう。耐久性や水はけを考慮すると、アスファルトの地面が最も適しています。
トラブルを回避するためには業者選びが大切
トレーラーハウスのトラブルに関する情報を、詳しく解説してきました。
購入・輸送・設置など、様々なシーンでトラブルに発展する可能性があるため、事前にリスクを知ったうえでできる限り最善の対策をしておきましょう。トラブルを回避するために大切なのは、信頼できる業者に発注することです。
HCTは、細かな打ち合わせと丁寧な説明で、トラブルに発展するリスクを最低限に抑えながらトレーラーハウスの設計から納品まで一貫してサポートします。何か不安に感じることがあれば都度対応させていただきますので、ぜひトレーラーハウスはHCTにお任せください。
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