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キッチンカーの開業にはトレーラーハウスがおすすめ!メリットや注意点を解説

2020年以降、新型コロナウイルスの影響により、外食産業は大きな変革期を迎えました。外食形態が変化し、飲食店の本格的な料理をお家で楽しむテイクアウト需要が大きく拡大したのです。

モバイルオーダーでのお持ち帰りや、宅配サービスの普及も拡大しており、飲食店はテイクアウトに対応することが必須とも言える時代です。そんな中、キッチンカーによる飲食店開業が注目を集めています。

今回は、キッチンカーを開業したいと考えている方に向けて、トレーラーハウスでキッチンカーを開業することのメリットや注意点を解説します。

キッチンカーの開業に必要なもの

トレーラーハウスでキッチンカーを開業するメリットを紹介する前に、キッチンカーを開業するために必要なものを解説します。

キッチンカーを開業するためには、以下のものが必要です。

  • 販売車両
  • 食品衛生管理者の資格
  • 営業許可
  • 出店場所の確保

販売車両

まずは、店舗となる販売車両を調達する必要があります。一般的に、軽トラックやバンをキッチンカー仕様に改造して準備することが多いです。

キッチンカーとして定番のフードメニューを提供する場合、目的に合わせて造られたキッチンカーや中古車が市場に出回っているかもしれません。フードメニューに合わせて必要な調理設備を準備しなければならないため、コンセプトやメニューをしっかり決めてから検討しましょう。

また、保健所の営業許可を受ける際は、販売車両の衛生面も厳しくチェックされます。食中毒を起こさないためにも、店内の衛生状態には十分気を付けましょう。

食品衛生管理者の資格

キッチンカーに限らず、飲食物の提供を行う事業を営むためには、食品衛生管理者が必要です。こちらの資格がなければそもそも営業許可が下りません。

食品衛生責任者の資格は、最寄りの食品衛生協会で開催されている講習を受講すれば取得できます。もし、食品衛生責任者を持っている人が離職した場合、後任の者が新たに資格を取得しなければならないという点に注意しましょう。

営業許可

キッチンカーに限らず、飲食を提供する事業を営むためには営業許可も必須となります。管轄の保健所に申請して許可をもらいましょう。

その際、食品衛生管理者の資格が必ず確認されます。それがなければ、営業許可が下りることはありません。さらに、設備の規模を見て提供できるメニューや品数、許可できる調理工程を保健所が判断します。

給水タンクの大きさによっては、仕込み工程をキッチンカー内でできないこともあるため、事前に想定される調理工程に見合った設備を導入しておきましょう。

出店場所の確保

キッチンカーを営業するためには、店舗を構える場所に出店許可を申請しなければなりません。公園や駅など、公共の施設であっても必ず出店許可が必要です。時々、街中で出店しているキッチンカーを見かけることがありますが、どこで出店するにしても必ずその土地の所有者に許可をとらなければいけないということを覚えておきましょう。

トレーラーハウスでキッチンカーを開業するメリット

トレーラーハウスでキッチンカーを開業することには、以下のメリットがあります。

  • 移動と定住ができる
  • 充実した調理設備を導入できる
  • 店内飲食スペースを確保できる

移動と定住ができる

トレーラーハウスは自走することはできませんが、けん引することで容易に移動できます。そして、移動した先で住所を取得して定住することもできます。つまり、移動販売と固定店舗のいいとこ取りができるということです。

移動販売の場合、常に出店場所を探さなければなりません。常に同じ場所で出店することが難しく、近隣地域のイベントを探したり、出店場所の所有者へ交渉をしたりと出店するための事務作業が増えてくるでしょう。

反対に、建築物に固定店舗を構えた場合、店舗を移転することは容易ではありません。テナントを引き払い、新しいテナントを契約して内装工事をするといった手間を考えればかなりハードルが高いです。外観も内装も変わってしまい、移転前後で同じ状態にすることは難しいでしょう。

トレーラーハウスの場合、移動も定住もできるため、一定期間同じ場所で店舗を出店し、時期や集客状況を見て容易に移転することが可能です。

トレーラーハウスでキッチンカーを開業する場合、トレーラーハウスを設置する土地を事業所の住所として登録することができます。その土地に定住することができるため、移動販売のように常に出店場所を探す必要がありません。

移転する際は、次の設置場所の土地を購入または借用できれば、すぐにトレーラーハウスを移動させて移転することができます。すでに店舗として完成されているため、内装工事の必要もありません。

このように、固定店舗と移動販売のいいとこ取りができるというのが、トレーラーハウスでキッチンカーを営む最大のメリットです。

充実した調理設備を導入できる

トレーラーハウスは移動販売車とは違い、全てのライフラインを接続することができます。電気・ガス・水道といったライフラインを接続し、固定店舗と変わらない充実した調理設備を導入することができます。

特に、水道を接続できることが大きなポイントです。移動販売車の場合は給水タンクの容量によって、許可される調理工程や提供できるメニューが限られます。そのため、下処理をするための仕込みスペースを確保できない可能性があります。

トレーラーハウスは固定店舗と変わらない調理設備を導入できるため、仕込みから調理まで全て一貫して店内で行えます。キッチンカーとは思えないほどのクオリティーのメニューや料理を提供することで、他のキッチンカーと大きく差別化できるでしょう。

店内飲食スペースを確保できる

テイクアウトの需要が高まっているとはいえ、店舗で直接ご飯を食べたいという需要ももちろんあります。通常のキッチンカーであれば飲食スペースを提供することはできませんが、トレーラーハウスは屋内にも十分なスペースがあり、店内に飲食スペースを確保することができます。

外食を楽しみたいというニーズにも応えることができるため、幅広い客層を取り込めるかもしれません。

トレーラーハウスでキッチンカーを開業する際の注意点

トレーラーハウスでキッチンカーを開業する際は、以下の点に注意しなければなりません。

  • 保健所に相談しながら設計を進める
  • 土地の所有者に開業可能か確認する
  • 売りポイントを明確にする

保健所に相談しながら設計を進める

保健所から営業許可が下りなければ、キッチンカーとして開業することはできません。そのため、保健所から営業許可が下りるような衛生基準を満たした設計にする必要があります。

トレーラーハウスだからといって新しい基準が適用されるわけではありませんが、管轄の自治体によっては独自の判断基準を設けているところもあるかもしれません。保健所に相談しながら設計を進めることで、完成したあとに基準を満たしていないために営業許可が下りないといったリスクを減らすことができます。

この際に注意したいのが、設置する土地を管轄する自治体の保健所に相談するという点です。必ず、トレーラーハウスを設置する予定の土地を管轄している自治体の保健所に相談しながら進めましょう。

土地の所有者に開業可能か確認する

トレーラーハウスを設置する土地を借用する際は、事前に所有者に対して飲食店を開業しても良いか確認しましょう。近隣住民とのトラブルを避けるため、飲食店のような店舗を開業することを許可しないという地主がいるかもしれません。

土地の借用契約を結んでからそのような事態が発覚してしまえば、もう一度新しく土地を探さなければなりません。土地を見つけたり、契約までに交渉した苦労が水の泡になってしまいます。

事前に飲食店を開業する旨を伝え、後々トラブルに発展しないように努めましょう。

売りポイントを明確にする

トレーラーハウスをキッチンカーとして利用している店舗はまだまだ少なく、デザインも個性的なので、それだけで他の飲食店とは差別化できるでしょう。しかし、様々な個性を全て売りにしようとすると、結局何が良いのかがぼやけてしまい、中途半端になってしまいます。

  • トレーラーハウスでキッチンカーをやっています!
  • テイクアウトだけでなく店内飲食もできます!
  • キッチンカーとは思えない本格的なメニューが楽しめます!

このように、アピールしたい個性を全て押し出しても、お客様からすると情報が多すぎて、結局何が特徴なのかわからなくなってしまうでしょう。お客様がどのようなポイントに魅力を感じるかをしっかり考え、シンプルで明確な売りポイントをアピールすることが大切です。

トレーラーハウスでキッチンカーを開業するまでの流れ

トレーラーハウスでキッチンカーを開業するまでの大まかな流れは、以下のようになります。

  1. 設置する土地を選ぶ
  2. 保健所に相談してトレーラーハウスを設計・製造する
  3. 食品衛生管理者の資格を取る
  4. トレーラーハウスが完成・設置される
  5. 保健所に営業許可を申請する
  6. キッチンカーを開業する

まずは、トレーラーハウスを設置する土地を選定しましょう。ビジネスという観点を忘れず、どれだけの集客が見込めるかも考えながら検討する必要があります。借用する場合は、所有者に飲食店を開業するつもりであることを伝えておきましょう。

設置する土地が決まれば、管轄の自治体の保健所に相談しながらトレーラーハウスの設計を進めていきます。飲食店についてノウハウのある業者に依頼すれば、スムーズに進められるでしょう。

トレーラーハウスの製造と並行して、食品衛生管理者の資格を取得します。そして、トレーラーハウスが完成して設置されたあとに、保健所へ営業許可の申請をしましょう。担当者が店舗の設備や衛生状態を確認し、問題なければ営業許可が下ります。

営業許可が下りれば、いよいよ店舗開業です。たくさんのお客様に足を運んでいただけるよう、集客を促進しましょう。

トレーラーハウスでキッチンカーを開業しよう

トレーラーハウスでキッチンカーを開業するメリットや、注意点などを解説しました。

トレーラーハウスのキッチンカーは、移動販売と固定店舗のいいとこ取りといえるビジネスモデルで、様々なメリットがあります。個性的な特徴があるため、上手にアピールできれば繁盛店にすることができるでしょう。

HCTトレーラーハウスでは、飲食店利用に適したトレーラーハウスの製造・販売をしています。工務店としての知見を活かし、衛生面に配慮した設計で飲食店ビジネスに貢献します。

ぜひお気軽にご相談ください。

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この記事を書いた人

HCT編集部 秋田森童

HCT編集部 秋田森童

愛知県名古屋市を拠点に、トレーラーハウスのデザイン・設計・製造・販売を手掛けるHCTの秋田です。トレーラーハウスの魅力や気になる疑問、活用方法などを日々発信しています!皆様のお役に立てるような有益な情報を発信していくので、ぜひこの記事を通じて、新しいライフスタイルの一つとしてトレーラーハウスに関心を持っていただければ幸いです。

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