トレーラーハウスは火災保険に加入できる!加入条件や注意点など詳しく解説
一般的な住宅の損害を補償することができる火災保険ですが、トレーラーハウスも加入することができるのか気になる方も多いと思います。火災保険以外にも、どのような保険がかけられるのか気になる方もいるでしょう。
今回は、トレーラーハウスの火災保険に関する情報を詳しく解説します。保険料や保険金の目安、その他の保険や注意点についても詳しく解説するので、気になる方は最後までご覧ください。
Contents
そもそも火災保険とは?
火災保険とは、火災をはじめ風災や水災などの災害によって住まいが被害を受けた際に、損害を補償する保険です。火災保険という名前ですが、実際は火災以外の多くの損害を補償できるため、住まいの損害に備えるという意味合いが強い保険といえます。
建物だけでなく、住まいの中にある家具や日用品などの家財に対して補償を適用させることが可能なので、ほとんどの人は火災保険に加入しているのではないでしょうか。
では、建築物ではなく自動車に分類されるトレーラーハウスは火災保険をかけられるのでしょうか。次章で詳しく解説します。
トレーラーハウスは火災保険をかけられる!
結論から申し上げると、トレーラーハウスは火災保険に加入することが可能です。
トレーラーハウスは一般住宅からすると低コストで購入することができますが、それでも決して安い買い物ではありません。日本では梅雨や台風といった自然災害が多く発生するため、何らかの災害に見舞われて損害が発生する可能性は大いにあります。
そのため、火災保険に加入して万が一の事態に備えておいたほうがよいでしょう。
ただし、火災保険ならどれでも加入できるというわけではありません。トレーラーハウスは加入することができない火災保険もあるので、おすすめの火災保険を知りたい方はHCTまでお問い合わせください。
トレーラーハウスは自動車保険をかけられる?
トレーラーハウスは建築物ではなく、自動車に分類されるため自動車保険にも加入することが可能です。車検付トレーラーハウスの場合、自賠責に加入することになりますが、任意保険をかけておくこともできます。
走行中に起きた事故に関しては、けん引車側の自動車保険で被けん引車であるトレーラーハウスについても補償が適用されます。しかし、けん引車と引き離した状態で作業しているときに起きてしまった損害については、トレーラーハウスに保険をかけていないと補償を受けることができません。
走行中や作業中の事故が不安な方は、自動車保険にも加入しておくことをおすすめします。なお、けん引状態での事故があり、その場でトレーラーが外れていまい、そのトレーラーがほかの車や物にぶつかった場合は、けん引車の保険は使えません。
トレーラーハウスを火災保険にかける条件
トレーラーハウスに火災保険をかける条件は、加入する保険によって異なります。そのため、加入できるかどうかは、検討している保険の加入条件をしっかり確認しておきましょう。
しかし、どの保険にも共通している前提条件としては、「土地に定着している」ということです。そもそも、火災保険は冒頭でも説明した通り、住まいの損害に対して補償する保険です。
土地に定着していない状態では住まいではなく自動車として認識されるため、火災保険は適用されません。走行中や設置作業中などの定着していない状態の損害は、自動車保険で補償することができるので、自動車保険と火災保険の両方に加入しておくことをおすすめします。
火災保険で補償の対象となる事故例
火災保険の対象となる災害も、加入する保険によってそれぞれ異なります。一般的には、以下のような災害が補償の対象になるでしょう。
- 火災・落雷
- 破裂・爆発
- 風災・雹災・雪災
- 水災
- 盗難
- 水漏れによる損害
- 車両や航空機の衝突や落下物による損害
上記を見てわかる通り、様々な損害を補償することが可能です。トレーラーハウス本体だけでなく、家具や日用品などの家財も補償の対象とすることができるのが一般的なので、補償の範囲や条件を確認して加入を検討しましょう。
火災保険の保険料と保険金額の目安
火災保険は補償される保険金額によって支払う保険料が異なります。保険金額は任意で設定できることが一般的なので、補償内容や保険料などを考慮しながら決めましょう。
新しく加入する際は、トレーラーハウス本体+家財の購入にかかった金額を目安に設定する場合が多いです。よくわからない場合や不安な場合は、保険担当者に相談しながら決めることをおすすめします。
保険料のおおよその目安ですが、保険金額100万円あたり年間約3,000円ほどとなっております。保険金額が500万円の場合、年間保険料は約15,000円が目安となってくるでしょう。
火災保険選びのポイント
火災保険を選ぶ際は、以下のポイントに着目して検討しましょう。
- 補償対象の幅広さ
- 保険金と保険料の金額
- 保険料の支払い方法
補償対象の幅広さ
どのような災害まで補償されるか、どのような家財まで適用されるかなど、加入する火災保険によって補償の対象となる範囲が異なるためしっかり確認しておきましょう。加入する保険によって補償対象は異なるので、A社の火災保険では盗難まで補償されていたけどB社の火災保険では盗難は補償されないということも考えられます。
しかし、補償範囲が広くなればその分保険料が高くなることが考えられるため、本当に必要な補償かどうかもしっかり吟味しておきましょう。
保険金と保険料の金額
保険の内容が素晴らしいものでも、保険料が高ければ加入を躊躇ってしまう人もいるでしょう。いつ災害が起きても大丈夫なように備えておくためには、長く加入し続けることが重要ですが、保険料の支払いが負担になれば継続が難しくなることも考えられます。
また、保険金額の上限についても確認しておきましょう。万が一全損した時のことを考えると、最低でも購入費用全額が補償できる金額に設定しておくことが望ましいです。しかし、中にはそもそも上限金額が安く設定されており、保険金を受け取っても多額の自己負担が発生してしまう保険もあります。
保険金額の上限や支払う保険料についても十分に考慮して、加入する保険を検討してください。
保険料の支払い方法
保険料の支払い方法も、加入する火災保険によって様々です。月々払いや年一括払い、2年契約の一括払いなど様々な支払い方法が設定されています。また、クレジットカード、銀行振込、コンビニ決済など、決済端末もそれぞれ異なります。
年一括払いや2年契約の一括払いなどの場合、1回に支払う金額は大きくなりますが、月々支払う場合よりトータルの金額が安くなることもあるでしょう。ご自身にあった決済方法を選べるかどうかも、火災保険を選ぶ際のポイントとなります。
火災保険に関する注意点
火災保険に加入する前に、以下の注意点も理解しておきましょう。
- 一般的に地震による損害は補償されない
- 保険金請求業者とトラブルになる可能性がある
- 固定はすぐ外せる状態にしなければならない
一般的に地震による損害は補償されない
火災保険は様々な自然災害による損害を補償することができますが、一般的には地震については補償の対象外となります。地震によって発生した火災や倒壊、津波による水害も火災保険の対象外です。
地震による損害を補償する場合には、別で地震保険に加入しておきましょう。
保険金請求業者とトラブルになる可能性がある
ご自身で保険金の請求手続きをすることが不安だという場合、代理で保険金請求業者に依頼することも可能です。しかし、中には悪質な保険金請求業者もいるため、トラブルに発展してしまうことも考えられます。
よくあるトラブルの例として、「高額な手数料を請求された」「必要以上の工事を行って保険金では賄えない高額な修繕費を請求された」などです。
保険金請求の手続きはそれほど難しくないので、できるだけご自身で手続きを進めることをおすすめします。不安な方は、保険会社の担当者に相談してサポートを受けながら手続きを進めましょう。
固定はすぐ外せる状態にしなければならない
火災保険が適用される条件として、土地に定着している状態でなければならないと説明しました。定着と認められるためには、何らかの器具で地面と固定し、「随時かつ任意に移動できない状態」にしなければなりません。
しかし、トレーラーハウスは随時かつ任意に移動できる状態でなければ車両として認められません。そのため、トレーラーハウスを固定するとしてもすぐに外せる状態にしておく必要があります。地面と固定はしつつも、すぐにその固定が外せる状態であれば、火災保険に加入することが可能です。
火災保険に加入して安心なトレーラーハウス生活を送ろう
トレーラーハウスの火災保険に関する情報を詳しく解説してきました。
火災保険に加入しておけば、様々な損害を補償してもらえるので加入することをおすすめします。しかし、走行中や作業中などの定着していない状態や、地震による災害はそれぞれ自動車保険と地震保険に別で加入しておかなければなりません。
どの保険に加入するか検討する際は、上記で説明した火災保険選びのポイントをしっかり理解しておいた方がよいでしょう。ご相談いただければ、保険担当者をご紹介しますのでHCTまでお気軽にお問い合わせください。
もしもの時に備えて火災保険に加入し、トレーラーハウス生活に安心と安全をもたらしましょう。
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