トレーラーハウスで快適な一人暮らしを!価格やメリットなどを詳しく解説
住居用として活用されることが増えてきたトレーラーハウス。コンパクトな住まいで、個性的な暮らしがしたいという方からの人気が高まっています。
そんなトレーラーハウスで、一人暮らしを始めてみたいと考える人も徐々に増えています。
そこで今回は、トレーラーハウスで一人暮らしを始める前に知っておきたい情報を解説します。トレーラーハウスで一人暮らしするメリットや注意点など詳しく紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。
コンテンツ
トレーラーハウスで一人暮らしをするメリット
トレーラーハウスで一人暮らしすることには、以下のメリットがあります。
- サイズ感がちょうど良い
- 個性的な暮らしができる
- 移動できる
- 中古でも高く売れる
サイズ感がちょうど良い
トレーラーハウスのサイズ感は、一人暮らしにちょうど良い大きさです。集合住宅ではなく自分だけの住まいが欲しい、けれど一軒家ほどの大きさは必要ないという方には、トレーラーハウスがおすすめです。
トレーラーハウスは大きいものでも約38.5平米という広さ。(保安基準第2条に収まる大きさの場合)アパートやマンションの一室よりも広いですが、一軒家とまではいかないコンパクトな住まいです。
トイレ、お風呂、キッチンをそれぞれ独立させ、なおかつベッドルームや書斎といったスペースを設けることも可能です。トレーラーハウスで“ちょっと贅沢な一人暮らし”が実現できるでしょう。
個性的な暮らしができる
近年、働き方の多様化によって住まいに対する考え方も多様化しております。リモートワークの普及により「働く場所」が限定されなくなったことで、暮らし方の選択肢も広がり、個性的な暮らしに憧れる人も多くいるでしょう。
古民家リノベーションやリゾートマンションの活用、サブスク型住宅など個性的な住まいがある中、トレーラーハウスの暮らしもその1つとして注目されています。
トレーラーハウスは見た目が個性的なだけでなく、車両として扱われるため土地選択の幅が広がったり、移動することができたりと自由度の高い暮らしができることも特徴の1つ。他の人とは違った自由な暮らしがしたいという方にとって、トレーラーハウスはおすすめの住まいといえるでしょう。
移動できる
トレーラーハウスは「移動できる家」と言われている通り、住まいごと住む場所を移動できるという特徴があります。通常、お気に入りの住まいであっても引越すとなればその物件を手放さなければなりません。
しかし、トレーラーハウスであれば住まいごと引越すことができるため、同じ家に住み続けることができます。面倒な荷造りの必要もなく、引越しの手間も大きく省けるでしょう。
ただし、トレーラーハウスの輸送費には注意が必要です。トレーラーハウス単体では自走することができないため、けん引車を使って移動させる必要があります。場合によっては居住部分は別で輸送する必要があり、トラックでの輸送費などもかかるかもしれません。
中古でも高く売れる
もしトレーラーハウスでの暮らしが手狭になったり、事情があってトレーラーハウス生活を辞めなければならなくなったとしても、高値で売却することができます。日本では未だにトレーラーハウス市場で中古車があまり出回っておらず、需要が高い状態です。
通常の住宅であればその土地に住む人以外に需要がなく、リフォームや間取りの変更にも多額の費用がかかってしまうため、中古だと価値が大きく下がってしまいます。しかし、トレーラーハウスは移動できるので土地による需要の制限がなく、リフォームも容易であるため中古でも価値が下がりにくいという特徴があります。
以上のことから、トレーラーハウスは中古でも高く売れるということです。
トレーラーハウスの初期費用・維持費用の目安
トレーラーハウスで一人暮らしをしてみたいと思った際、どうしても気になるのが価格。一人暮らしということもあり、できるだけ抑えておきたいでしょう。
トレーラーハウスの購入費用は、大きさや内装設備、オプションや販売業者によって異なりますが、おおよそ500万~1,000万円。価格帯の幅がかなり広いため、一概には言い切れないのが実情です。
また、トレーラーハウス本体だけでなく、設置する土地を新たに取得する際はその土地を購入する費用や、設置場所までの輸送費も考慮しなければなりません。トレーラーハウスに長く住むためには定期的にメンテナンスを実施する必要があり、車検代やメンテナンス費用が維持費としてかかってくるでしょう。
代表的なメンテナンス項目と費用は、以下の表を参照してください。
項目 | 費用 | 頻度 |
防錆塗装 | 20万~40万円 | 3~5年に1回 |
シーリング | 10万~15万円 | 3~5年に1回 |
雨漏り対策(塗装) | 50万~80万円 | 5~10年に1回 |
ただし、一般住宅よりも初期費用・維持費ともに大きく節約することができるのがトレーラーハウスの大きな魅力です。車両として扱われるため、通常不動産に課せられる多額の税金を負担する必要がなくなります。
初期費用や維持費に関して詳しく知りたい方は、直接販売店までお問い合わせください。
トレーラーハウスで一人暮らしする際の注意点
トレーラーハウスで一人暮らしを始める際は、以下の3点に注意しなければなりません。
- 2階建てにできない
- むやみに改築しない
- 住民登録をする
2階建てにできない
トレーラーハウスは原則として2階建てにすることはできません。これは、トレーラーハウスに適用される道路運送車両法の保安基準第2条を遵守するためです。
保安基準第2条では、普通車両として認める車両の大きさを規定しており、そのサイズを超えると普通車両としてナンバーを取得し、公道を走ることができません。
保安基準第2条で定める普通車両のサイズは、以下の通りです。
- 全長:12.0m未満
- 全幅:2.5m未満
- 全高:3.8m未満
上記のサイズをどれか1つでも超えてしまうと、普通車両として認められません。2階建てにすると高さを超えてしまうため、2階建てにはできないということです。
むやみに改築しない
自分好みのトレーラーハウスにするため、DIYによって内装や外装を改築したいという人もいるでしょう。自分だけの住まいであるトレーラーハウスを、自分好みの仕上がりにしたいという気持ちは誰もが抱くもの。
しかし、トレーラーハウスに関する規制を遵守せず、むやみに改築してしまうと、トレーラーハウスが違法建築物に該当してしまう可能性があります。
例えば、バルコニーやウッドデッキが欲しいと思い、トレーラーハウスに直接設置してしまう行為です。トレーラーハウスは随時かつ任意に移動できる状態でなければ、車両として認められず建築物に該当してしまいます。
さらに、保安基準第2条に定められている大きさを超える可能性もあり、普通車両として認められなくなる可能性も。
改築を行う際は、必ず専門業者に法令関係を確認しながら、規制を遵守するように注意してください。
住民登録をする
トレーラーハウスで一人暮らしを始める際、完全に生活の拠点をトレーラーハウスに移す場合は、トレーラーハウスを設置した住所で住民登録し、住民票を取得しましょう。トレーラーハウスは車両として扱われますが、住民票を取得することが可能です。
住民票を移さなければ、その地域の公共サービスを受けられなくなるだけでなく、最悪の場合5万円以下の過料が課される可能性があります。住民登録をしなければ何かと不都合が生じてくるので、トレーラーハウスに引越したら速やかに転入届を提出して、住民票を移してください。
なお、原則として引越しから14日以内に住民票を移さなければなりません。
トレーラーハウスの住民登録に関する情報は、以下の記事を参考にしてください。
トレーラーハウスで住民票は取得できる?注意点や手続きの流れも解説
住居用としても人気も高いトレーラーハウスですが、住民票が取得できるのか気になる方も多いと思います。本コラムでは、トレーラーハウスで住民票を取得することはできるのか、条件や注意点など詳しく解説します。
トレーラーハウスで理想の一人暮らしを実現しよう
トレーラーハウスで一人暮らしをするために必要な情報を詳しく解説しました。
住まいのあり方が多様化する現代において、トレーラーハウスで一人暮らしをするという方は益々増えていくことが予想されます。コンパクトな住まいで個性的な暮らしができるトレーラーハウスは、新しい文化として今後根付いていくでしょう。
ぜひ、自分好みのトレーラーハウスをカスタマイズして、理想の一人暮らしを実現させてください。
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