今話題のモバイルハウスとは?モバイルハウスの魅力や注意点など詳しく解説
近年はライフスタイルの多様化により、地方移住・多拠点生活など、暮らしの在り方が見直されています。そして、モバイルハウスと呼ばれる車で旅をするように暮らすライフスタイルも人気を高めています。
今回は、「移動できる家」という意味を持つモバイルハウスについて詳しく解説します。モバイルハウスの魅力や注意点も解説するので、最後までご覧ください。
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モバイルハウスとは?
モバイルハウスとは、その名の通り「移動できる家」のことを指します。モバイルハウスは、新型コロナウイルスによって3密を避けるようになったことや、アウトドアブームの加速により、昨今特に若者の間で人気を高めています。
モバイルハウスの定義としては、「移動+居住できること」なのでキャンピングカーやトレーラーハウスも包括されており、固有名詞ではなく概念と言えます。しかし、一般的には軽トラックの荷台にキャビンを積載したタイプのものが主流です。
軽トラにキャビンを積載したモバイルハウスは自作することもできます。自分で家を造り、自由に移動できるという点に魅力を感じる人も多く、都会と田舎の2拠点で生活する「デュアラー」にとって魅力的な選択肢として人気が高まっています。
モバイルハウスの種類
モバイルハウスには、主に以下の3種類があります。
- 軽トラハウス
- キャンピングカー
- トレーラーハウス
軽トラハウス
モバイルハウスと言えば、軽トラックにキャビンを積載したタイプが最もポピュラーで、すぐにこのタイプが思い浮かぶ方も多いのではないでしょうか。実際にインターネットで検索しても、モバイルハウスとして紹介されているのは、ほとんどがこちらの軽トラハウスです。
軽トラにキャビンを積載しているだけなので、構造としてはとてもシンプルです。キャビンを使わない時は荷台から降ろして、通常の軽トラとしても使用することができます。
しかし、軽トラの荷台に積載できるものにはサイズや重量が決められています。これを超過してしまえば、道路交通法や建築基準法に違反してしまう可能性も。自作する場合はサイズや重量には十分注意しましょう。
キャンピングカー
キャンピングカーもモバイルハウスの1種です。日本でもすでに馴染み深く、キャンピングカーを使って旅をしながら暮らす人は多くいます。
キャンピングカーは軽トラハウスよりも居住部が大きいことが一般的で、居住性が優れているものが多いです。トイレやキッチンを設置することも可能で、天気の悪い日は中に籠って生活することができます。
キャンピングカーも大きさや車両タイプなどによって、様々なタイプがあります。ハイグレードなものだと小型バスほどの大きさになるキャンピングカーもあるため、価格帯の幅はかなり広いです。
トレーラーハウス
トレーラーハウスは、シャーシと呼ばれる走行部の枠組みに居住部を積載し、けん引することで移動することができる車両です。車両と分離することでコンテナハウスやプレハブのような見た目になりますが、建築物ではなく車両として扱われるためれっきとしたモバイルハウスです。
これまで紹介した2つのタイプと明確に異なる点としては、自走できるかどうかという点です。軽トラハウスやキャンピングカーは車両と一体になっていることから自走することが可能ですが、トレーラーハウスはエンジンを搭載していないため自走することができません。
元々トレーラーハウスとキャンピングカーの起源は同じもので、アメリカ大陸横断のために使われていた幌馬車だと言われています。そこから時代の進歩に伴い、移動を重視するキャンピングカーと、居住を重視するトレーラーハウスに分岐していったのです。
そのため、トレーラーハウスは住居としての側面が強く、居住部の機能面や快適さは他の2つと比較して抜群です。一方で、移動する際はけん引車でけん引する必要があり、頻繁に移動させにくいという特徴もあります。
モバイルハウスの魅力
モバイルハウスには、主に以下の魅力があります。
- 旅をしながら暮らせる
- 設計の自由度が高い
- 初期費用・ランニングコストが安い
旅をしながら暮らせる
モバイルハウスは居住部を備えた車両なので、自由に移動して旅をしながら暮らすことができます。リモートワークの需要拡大に伴い、生活拠点に縛られない暮らしに憧れを持つ人が増え、それを叶える1つの手段としてモバイルハウスを購入した人も多くいます。
地方と都会に生活拠点を構えるデュアラーというライフスタイルも人気が高まっており、デュアラーにとってモバイルハウスを手に入れることはポピュラーな選択肢と言えます。モバイルハウスを手にれることで、ライフスタイルを大きく変化させることができるのは大きな魅力です。
設計の自由度が高い
モバイルハウスは設計の自由度が高く、好みの外観・内装に仕上げることが可能です。大きさや間取りはある程度制限されますが、自作することも可能なので自分好みの仕上がりに造ることができるということも、モバイルハウスの人気の秘密と言えるでしょう。
ただし、法律で決められたサイズや重量を超過してしまえば罰則を受ける可能性があるので、法律を遵守した範囲で自由に設計しましょう。
初期費用・ランニングコストが安い
モバイルハウスは居住部を備えていながら、建築物ではなく車両に分類されるため、一般的な住宅と比較すると圧倒的に初期費用やランニングコストが安いです。軽トラハウスであれば、安いものだと100万円程度で購入できるものもあります。
さらに、一般的な住宅は建築物に該当するため、不動産取得税や固定資産税など不動産に関わる税金が発生しますが、モバイルハウスは車両なのでそれらの税金は発生しません。購入だけでなく維持のハードルが低いことも、モバイルハウスの大きな魅力です。
モバイルハウスの注意点
様々な魅力があるモバイルハウスですが、以下の注意点も十分に考慮しなければなりません。
- 室内が狭いと快適に暮らせない
- 法令を遵守する
- 断熱性・防音性を考慮する
室内が狭いと快適に暮らせない
軽トラハウスや小さなキャンピングカーは、コンパクトで小回りが利きますが居住部が狭く圧迫感を感じるかもしれません。最初はそれを魅力に感じていたとしても、使い続けることで不便を感じてくることもあるでしょう。
「使い続ければ慣れるだろう」と狭さについて妥協したものの、使い続けることでさらに不便に感じることが増えてきて、購入して間もなく手放す人も少なくありません。購入する前は、自分が生活するのに窮屈に感じない大きさかどうかをじっくり考えてから決めましょう。
法令を遵守する
モバイルハウスが建築物ではなく車両として扱われるためには、道路交通法で定められたサイズや重量を遵守しなければなりません。特に軽トラハウスには注意が必要で、大きさを守っていたとしても重量を超えてしまう可能性があります。
軽トラハウスだけでなく、トレーラーハウスも大きさが制限されています。それぞれに課される制限をしっかり理解したうえで、購入を検討しましょう。
断熱性・防音性を考慮する
住居としての快適性を左右する要素は、広さや設備の充実度だけではありません。
断熱性が低ければ夏は暑く、冬は寒い環境で過ごさなければならなくなります。防音性が低ければ外の騒音が気になったり、反対に自分の生活音が周囲に迷惑をかけたりしてしまい、トラブルに発展する可能性もあるでしょう。
内装のおしゃれさや価格などに目が行きがちですが、快適な生活を送りたいと考えるのであれば、断熱性や防音性などの機能面も十分に考慮しておきましょう。
モバイルハウスならトレーラーハウスがおすすめ
モバイルハウスには様々なタイプがありますが、結論からするとトレーラーハウスがおすすめです。
トレーラーハウスはモバイルハウスの中でも特に居住部の快適性が優れており、他のタイプと比較してストレスなく過ごすことができます。けん引免許を取得していれば、自分でトレーラーハウスをけん引して自由に移動することも可能です。
さらに、他のモバイルハウスにはないメリットとして、トレーラーハウスでは住民登録をして住民票を取得することできるという点が挙げられます。旅をする中で気に入った土地があれば、そこにトレーラーハウスを設置して住民票を取得し、定住するという選択も可能です。
ライフラインを接続することも可能で、電気・水道・ガスも問題なく使用することができます。使わない場合は自宅の敷地に置いて離れとして利用することも可能で、様々な活用方法ができることもトレーラーハウスの大きな魅力です。
ぜひ、モバイルハウスが欲しいと考えている方はトレーラーハウスの購入を検討してみてはいかがでしょうか。
モバイルハウスで自由度の高い暮らしを手に入れよう
モバイルハウスについて詳しく解説しました。
近年は住居の在り方が多様化しており、様々なライフスタイルを楽しむ人が増えています。旅をするように暮らしてみたいという方は、モバイルハウスを購入することで憧れの生活を手に入れることができるかもしれません。
モバイルハウスは様々なタイプがありますが、その中でも特におすすめなのがトレーラーハウスです。トレーラーハウスをもっと詳しく知りたい、実際に見学してみたいという方は、見学会を随時実施していますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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